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ブックマーク / honeshabri.hatenablog.com (8)

  • チェンソーマン シュメル起源説 - 本しゃぶり

    チェンソーマン』の物語はどこから生まれたのか。 それはユーフラテス川とティグリス川の間である。 全ての原点はシュメルにあった。 彼らの視点 今期もそれなりにアニメを見ているわけだが、その中に『チェンソーマン』がある。 原作であるマンガの時点で人気作であり、はてブでも連載中の第二部が毎回ホッテントリに入っている。しかし俺はこれまで縁がなく、作品に一切触れてこなかった。だからアニメが俺にとっての初チェンソーマンとなる。 それで新鮮な気分で金のかかったアニメを楽しんでいるのだが、たまにこんな感じの顔で見ている自分に気がつく。 Osama Shukir Muhammed Amin FRCP(Glasg), CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons, Link, Cropped 古代メソポタミアの南部で都市文明を築き上げたシュメル人である。 話の展開にどうもシュメルみ

    チェンソーマン シュメル起源説 - 本しゃぶり
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    ten7132 2022/11/07
  • 最初の一歩を踏み出すという汎用的な技術 - 本しゃぶり

    新しいことを始めるのは難しい。 特に最初の一歩を踏み出すことが。 それは技法を知らないためだ。 独学大全のジレンマ ようやく『独学大全』を読み進めている。 独学大全――絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法 作者:読書猿ダイヤモンド社Amazon 発売してから連日のようにおすすめツイートが流れ*1、2020年みんながオススメしたスゴでも堂々たる1位に輝いただけはあって、確かに良いだ。前著『アイデア大全』『問題解決大全』も読んでいたので、評判だけということはないだろうと思っていたが、読み始めてみたら前2冊より面白い。もうちょっと早く読み始めても良かったな、というのが正直なところだ。 なぜ高い評判を得ているのに、俺は手を出すのが遅れたのか。それは「厚さ」のせいである。ソフトカバー版は788ページ*2、紹介文で「独学の百科事典」と謳うだけのことはある。しかも『独学大全』は実

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    ten7132 2021/02/15
  • 巨乳の炎上に見る進化と文化のミスマッチ - 本しゃぶり

    『ひとりの成人は乳を見た』 『もうひとりの成人は、言動を通して心をみていた』 あなたはどちらだろうか? 燃える巨乳 また巨乳キャラが話題になっている。 巨乳キャラでも堂々としていればいいとは何だったのか。まあ、キズナアイの件*1を考えると、胸のサイズや表情というのは重要ではないのだろう。 この手の展示物が話題になるたびに、「逆の立場になって考えろ」という意見が出る。男性だって性的に消費されるような展示物が公共の場にあったら不快になるだろう、と。 しかし、女性向けに作成された展示物が「男性を性的に消費している」と問題になったことはほとんど無い。おそらく探せば一つくらいはあるのだろうが、俺はパッと思いつかない。定量的に語るのは難しいが、男性向けに比べたら炎上の頻度は少ないだろう。 Togetterで「ジェンダー」タグのまとめについたタグからも予想できる この実感が正しいのならば、なぜ炎上するの

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    ten7132 2019/10/23
  • ブルマの興亡史 - 本しゃぶり

    古代ローマ史には「人類の経験のすべてがつまっている」と言われる。 ではブルマの歴史には何がつまっているだろうか? ブルマを覗くと慣習との戦い方が見えてくる。 束縛するファッション ここしばらく「#KuToo」の記事をよく見た。 スーツも革も嫌いな俺としては、この風潮を歓迎する。ハイヒールやパンプスのような非合理的なファッションは、労働の現場から消え去ったほうがいい。そもそも会社の指定したにより足腰を痛めたならば、それは労災である。労災のリスクが高い服装を強制するのはどう考えてもおかしい。 しかしながら、この時代にまだハイヒールやパンプスを強制してくる会社の意識を変えるのは難しい。合理的な思考をする会社ならば、すでにを自由化しているか、逆にかかとの高いを禁止しているはずだからだ*1。今も頑なにハイヒールを求めるということは、そこにある種の信仰を見出しているのだろう。 どうしたら非合理

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    ten7132 2019/06/12
  • 何がヒロインを決闘へと駆り立てるのか - 本しゃぶり

    ヒロインは問題解決手段として「決闘」を選択する。 それは彼女たちが信心深く、努力を怠らず、そして名誉を尊ぶためである。 この世界の起源と構造、この世界を支配する法則。 決闘はそれらを解き明かす鍵となる。 『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』1話より 2017年4月、運命が覆される時 2017年春アニメも出揃いつつある今日このごろ。前期よりも放映数が多い中、ひときわ興味を引くのがこの作品。『ロクでなし魔術講師と禁忌教典(アカシックレコード)』(以下ロクアカ)である。 アルザーノ帝国魔術学院に赴任したグレンは授業もせず居眠りばかりのロクでなし。優等生のシスティーナはそんな彼に耐えきれず「まともな教鞭」を求めて決闘を申し込む。 「またこのパターンか」 こう思った人は少なくないはずだ。しかしこの『ロクアカ』は我々の予想を覆す展開となった。 『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』1話より 決闘で主人公が敗北し

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    ten7132 2017/04/17
    「石鹸枠」
  • チキン南蛮という世界史 - 本しゃぶり

    陸の道と海の道。 その二つが極東で交差する時、チキン南蛮は生まれた。 世界史を味わえ。 By {{{photographer}}} from Okinawan and Kyusyu restaurant Diamond Head in Tsukishima, Chuo, Tokyo - Flickr, CC 表示 2.0, Link チキン南蛮 久しぶりにの話をしよう。 今回取り上げるのはチキン南蛮である。それも「おぐら」発祥のタルタルソースをかけたものを指す。 俺はこのチキン南蛮という料理が好きである。少なくともこの一ヶ月、週に一度はべるほどに。なぜ俺はチキン南蛮にここまで惹かれるのか。糖分と脂肪分が両方含まれているから? 確かにそれもあるだろう。アリストテレスは味覚のリストで甘味を「純粋な滋養」と賛美し、その甘味に匹敵するほど喜びをもたらす味として「脂肪の味」を挙げた。現在、この二

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  • けものフレンズの歴史〈原始・古代編〉 - 本しゃぶり

    人類とフレンズの関わりは歴史的に見ても長く、そして深い。 忘れ去られようとしている、ともに過ごした日々の記録をここに残す。 『けものフレンズ』4話より バズで生まれた子へ 『けものフレンズ』が流行っている。この一週間で爆発的に広まった。1話放映後から何とかして広まらないかと頑張っていた俺も、ここまでになるとはさすがに想定外だった。しかも単純に流行るだけでなく、BD付きオフィシャルガイドブックがAmazonで完売になるのだから喜ばしいと言えよう。 しかし一気に広がるのも良いことばかりではない。肉体の成長に従いていけなかったがゆえの内部疾患に苦しまされるがごとく、急激に広がったフレンズのコミュニティでは、バズ以前からいた者と以後に入ってきた者との間で摩擦が起きるようになった。ただでさえアニメ以前と以後の断絶があるのにだ。 俺はこの状況を引き起こしている原因を、知識不足であると考える。そこで今回

    けものフレンズの歴史〈原始・古代編〉 - 本しゃぶり
    ten7132
    ten7132 2017/02/15
    けものフレンズ史考
  • アニメ『けものフレンズ』は人類史600万年を探求する - 本しゃぶり

    獣を知ることは、人類を知ることである。 今こそ人類史を探求する時だ。 2017年はサバンナから始まる サバンナにて、休息していた肉獣が目を覚ます。単独でさまよっている人間を感知したのだ。 肉獣は猛然と人間に襲いかかる。狩りの始まりだ。 気がついた人間は懸命に逃げるが、脚力の差はどうしようもない。為す術もなく捕まり、押し倒され、哀れな獲物は死への恐怖から叫び声を上げる…… これは太古の話ではない。『けものフレンズ』の冒頭である。 『けものフレンズ』1話より この記事では2017年冬アニメで、最も闇が深いと言われる作品『けものフレンズ』について考察する。 真の美少女動物園 『けものフレンズ』とはどのような作品か。一言で説明するならば「美少女動物園」である。 「アニマルガール」と呼ばれる、萌え擬人化された野生動物たちが集まる架空の動物園・「ジャパリパーク」を舞台にした作品群によるメディアミッ

    アニメ『けものフレンズ』は人類史600万年を探求する - 本しゃぶり
    ten7132
    ten7132 2017/02/15
    狂気を感じる
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