決着は、マクマホンとトランプがそれぞれ擁立したプロレスラー同士を戦わせるという奴隷戦士を決闘させるローマの貴族のような展開。さらにマクマホンがトランプの生え際不明瞭なヘアスタイルをからかって「負けたほうが丸刈りになる」というルールに決まった。試合はトランプが場外でマクマホンにラリアットをかましてなぜかKO勝ち。マクマホンはリング上でトランプのバリカンで髪を刈り取られ、WWEの株も買い取られた(というお芝居)。 この試合は当時のWWEでは最高の視聴率を記録したので、後にトランプはレスラーでもないのにWWEの殿堂入りをした。さらに、トランプはWWEをマクマホンに買値の2倍で無理やり買い取らせた。「安く買って高く売る」というトランプのモットーを示したオチだった。 ニューヨークの富裕層に生まれたトランプは、ブキャナンの選挙戦とWWEで初めて白人労働者層、いわゆるサイレント・マジョリティーの鬱屈した
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