概要 Martin Fowlerによって「マイクロサービスアーキテクチャ」が提唱され4年がたちました。 しかしながら、マイクロサービスアーキテクチャを「目指した」結果、ただのモノリシックなWebアプリケーション、「マイクロモノリシックアーキテクチャ」が乱立してはいないでしょうか? このセッションでは、AWSやGCP、あるいはOSSソフトウェア等で構築したAPIゲートウェイとGo言語で開発したアプリケーションを組み合わせることで実現する、「真の」マイクロサービスアーキテクチャについて解説します。 このセッションで提起したい問題 「マイクロサービスアーキテクチャを目指していたが、完成したものは分割されたモノリシックアプリケーションでしかなかった」などといった、理想と現実の乖離が現場で起こりうるということ このセッションで提案される解決策 APIゲートウェイの構築、そしてGoのパッケージ構造をマ
The state of the art of architecting Kubernetes-based infrastructure -Towards Maximum Security and Usability- accepted Abstract Kubernetesはコンテナ化されたアプリケーションのデプロイ、スケーリング、管理を自動化するオープンソースのシステムです。 同様のシステムにはDocker Swarm、Mesos、Nomad、Kontena、Rancherなどがあります。Kubernetesはその中でもいち早くProduction-Readyになり、国内でも2年ほど前からプロダクションでの採用事例があります。 先に挙げた主要な機能の他に、リッチなAPI、SDK、拡張性という3つの特徴を備えているおかげか、近年のKubernetesはPrivate PaaSの基盤として
Abstract Google が CRE = Customer Reliability Engineering(顧客信頼性エンジニアリング) というタイトルを提起してから 2 年ほど経ちました。それ以降、主に Web を主にした各企業が CRE を設立し、広く知られるようになってきました。Google が提起する以前、また、クラウドが登場する前からも、プリセールスや技術営業、プロアクティブサポート等と呼ばれる役職がその役割を担っていましたが、その活動内容や提供できる価値は、各社、各部署によって大きく異なります。 このセッションでは、自身の CRE、プロアクティブサポートの立場で得た知見や会社の体制から、なぜ CRE が必要なのか、CRE が提供できる価値、CRE 自身の評価等をお話しする予定です。 問題提起と考察 CRE は顧客とのリレーションの確立を図り、顧客の課題を十分に認識した上で
Abstract 2018年6月13日, はてなブログは独自ドメインを含めたブログのHTTPS化に対応しました. 昨今公開されるウェブサービスは, そのほとんどが当初からHTTPSに対応しており, また従来HTTPで公開されていたウェブサービスも, はてなブログと同じくHTTPSへの対応を進めています. HTTPS化が進むインターネットにおいて, はてなブログはUGC(User Generated Contents, ユーザーがコンテンツを生成するタイプのウェブサービス)であり, それ故にHTTPS化を進めていくにあたって, 解決しなければならない課題は山のようにありました. このトークでは, はてなブログのHTTPS化を題材に, その中で直面した課題と, それらに対して開発チームがどのように向き合っていったかをご紹介します. 具体的には, 以下のような内容を含みます: なぜウェブサービス
Abstract InkdropというMarkdownノートアプリを一人で作っているTAKUYAと申します。 本アプリはデスクトップ(macOS, Windows, Linux)とモバイル(iOS, Android, 及びタブレット)で動作します。 クオリティにこだわり、マネタイズにも成功しています。 チームでクロスプラットフォームのアプリを開発する事例は沢山ありますが、一人で開発した事例は少ないと思います。 本セッションでは、このアプリを一人で効率よく開発するために工夫したことや学んだことをシェアします。 その話から得られることは、個人開発だけでなくチーム開発でも役立つプロトタイピング手法や改善アプローチです。 JavaScriptの特性を活かす フレームワークを学びながら最短でMVPをリリースする方法 工数を極限まで抑える方法 健康的なペースで好きなモノを作って生きる方法 JavaSc
Abstract 3行で DX(開発体験)とは、「システムを気持ちよく開発・保守できるかどうか」を表すものです このセッションでは、具体例を示すことで「DX」という概念をを明確にします また、よいDXとは何か、どうやってDXをよくしていくかについて議論します 例 たとえば、DXがよいプロジェクトでは、 テストとCIが整備されて安定かつ高速に動き、 コードの命名がわかりやすく一貫しており、 適切に設計されたアーキテクチャをもち、 ライブラリや依存関係のメンテナンスが行き届き、 TypeScriptやGraphQLなどのよりよりDXのための技術の採用に理解があります。 またDXが悪いプロジェクトは、しばしば「治安が悪い」ともいわれますが、 CIが遅くランダムでfailし コードの命名に一貫性がなく、 設計も不適切でテーブル構造も場当たり的で、 ライブラリやフレームワークははるか昔のものを使い続
Abstract 「起業したい」「自分でサービスを立ち上げたい」「サービスがどのように開発されリリースされるのか知りたい」といった方々に向けて、自分が起業して立ち上げた「Kibela」というサービスを実例として、会社の経営から開発の進め方まで、事業をbuildする話をします。 自分がエンジニア出身ですので、特にエンジニアの方にとって参考になる話になれば幸いです。 あるエンジニアが「Kibela」というサービスを考え、リリースするまでのフローを全部教える サービスをつくる準備をする 手を動かす前に「解決したい課題は何か」を考えよう 誰と、何をつくるか? お金はどう用意する? インターネットサービスをどうやってつくるか 設計 自分の資産を活かせる開発環境や言語を選ぼう 開発の進め方、考え方 自作ツールは避け、慣れない業務は得意な人に任せよう サービス開発フェーズでの参考書籍 リリースまでに決め
はじめに こんにちは、技術顧問のsatです。 サイボウズでは、ファイルシステムサイズ拡張時にデータベースアクセスがスローダウンするという問題に長年悩まされてきました。本記事では運用本部の藤田と深谷がこの問題を解決した流れについて報告いたします。問題を解決するために2人はLinuxカーネルを修正しました。修正は社内に閉じたものではなく、執筆当時の最新 Linuxカーネルであるv4.17にマージされています。 問題 以下の操作の後にデータベースへのアクセスが一時的にスローダウンする ブロックデバイスのサイズを拡張する 上記デバイス上にあるファイルシステムのサイズを拡張する 原因 linuxカーネルはブロックデバイスのサイズ変更(縮小および拡張)時に、当該デバイス上にあるファイルシステムのページキャッシュ(後述)を無効化する*1 解決方法 ブロックデバイスのサイズ拡張時にはページキャッシュを無効
Abstract 本トークでは、フロントエンドのエコシステムを支えているASTについて、概要や使われ方、実際の使い方をデモを交じえて解説します。 抽象構文木(英: abstract syntax tree、AST)とは、通常の構文木(具象構文木あるいは解析木とも言う)から、言語の意味に関係ない情報を取り除き、意味に関係ある情報のみを取り出した(抽象した)木構造のデータ構造である。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%BD%E8%B1%A1%E6%A7%8B%E6%96%87%E6%9C%A8 BabelやESLint、Prettier、TypeScriptなど、多くのフロントエンドエコシステムでASTが使用されています。 そのため、これらのライブラリの仕組みを理解しようとするとASTについて理解する必要があります。 またBabelやESLintは、プラ
Abstract ReactはJavaScriptでユーザーインターフェイスを作るためのライブラリです。 本トークでは、Reactの内部ではどのようなデータ構造や概念が使われているのかという内部実装についてお話したいと思います。 そのため、Reactの使い方やReactを使ったアプリケーションの作り方については触れません。 ReactがUIライブラリとしてどのような問題意識を持っていて、どのようなアプローチを使い解決しようとしているのかを理解できることを目的としています。 ReactがVirtual DOMという手法を採用していることは広く知られていると思いますが、どのように実装されているのか知っている人は多くないのではないでしょうか。 Reactを使ったアプリケーションの作り方について話題になることはあっても、React自体がどのように実装されているのかが話題になることは少ないように感じ
安倍首相の「側近」とされる政治家が、党員向けの会合で「『パパとママ、どっちが好きか』と聞けば、どう考えたって『ママがいいに決まっている』」と述べました。「生後3~4カ月で、『赤の他人』様に預けられることが本当に幸せなのだろうか」として、「待機児童ゼロ」を目指す政府方針について、「慌てずに0歳から保育圏に行かなくても、1歳や2歳から保育園に行けるスキームをつくっていくことが大事なのではないか」と発言したとのことです。 日本は「先進国の皮をかぶった身分制社会」なので、夫は会社に滅私奉公し、妻は子育てを「専業」にする性役割分業の抑圧がつよく、それが日本人の幸福度を大きく毀損していることは間違いありません。私自身も子どもをゼロ歳から保育園に預けていたので、「こんなに小さいときからかわいそう」という周囲の“善意”がどれほど残酷なものであるかも知っています。そんな日本社会の既得権層を代表する政治家(オ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く