アナログ放送を止めて地上デジタル放送に完全移行する予定の2011年7月まで、あと1,000日を切った。しかし地上デジタル対応受信機(ケーブルテレビ・チューナー・PCを含む)は、11月末で4,369万台(デジタル放送推進協会調べ)と、全国に1億3,000万台あると推定されるテレビの3分の1だ。 時間切れが迫る地デジ完全移行 これまでの販売実績は年間1,200万台程度だから、駆け込み需要を見込んで、あと2年10カ月で地デジ対応テレビが4,000万台売れるとしても、2011年7月の段階で約8,400万台で、4,000万台以上残る。 この状態で、アナログ放送を"強制終了"できるのだろうか。アナログ免許を暫定的に延長して2011年以降も放送をしばらく続ける案が浮上しているが、これだと放送局はアナログ・デジタル両方の放送を続けなければならない。 12月1日に鳩山邦夫総務相は地デジ推進全国会議の式典で「