いきなり個人的な話で恐縮ですが、以前、ふらっと横浜市にある「こどもの国駅」に行ったことがあります。東急田園都市線とJR横浜線の長津田駅から延びる「盲腸線」こどもの国線の終着駅です。近くに児童厚生施設「こどもの国」がありますが、その日は休園日でした。 こどもの国駅の周辺には、いたる所に「こどもの国」と名の付く施設が こどもの国駅を訪れて驚いたのが、駅周辺にあるコンビニの店名から各種病院、葬祭式場まで、さまざまな施設の名前に「こどもの国」と付いていたこと。訪問後に知ってさらに驚いたのが、「こどもの国」はかつて旧陸軍の弾薬庫跡で、こどもの国線も軍用路線として敷設された経緯を持つことでした。 「こどもの国」は、1959(昭和34)年の皇太子殿下(現天皇陛下)と美智子さまのご成婚に際し、国民から寄せられたお祝いについて、「こどものための施設に使ってほしい」とのご意向がきっかけで誕生したそう。その交通