社内の方と雑談する中で、「属人化」に対する一つの考えがまとまったので書きます。「属人化排除のやり方」ではなく、「属人化排除を考える時期」についてです。 「属人化排除」というアプローチで感じたこと 「属人化排除」は大事だと思います。人的SPOFをなくすのは強いチームを作る上で重要です。しかし最近、複数のプロジェクトに関わっていく中で、「プロジェクトの時期によって属人化排除の優先度は変わる」ということを感じました。 あるプロジェクトXがAさんとBさんを中心に回っていました。そこは結構な属人化が起きていて、ほぼAさんとBさんしか仕様がわからず、他の人がコードを触るのは難易度が高くなっていました。当初は「このままで大丈夫かな」と思っていたのですが、よくよく考えると「あぁ、今はそういう時期だ」と感じました。この感覚を今回は言語化しようと思います。 プロジェクトの「加速時期」と「速度を落とさない時期」