グレン・ミラー、ベニー・グッドマン、デューク・エリントンと並びビッグバンド界を代表するバンドリーダー/ピアニストとしてジャズシーンに大きな功績を残した男、カウント・ベイシー。 ジャズ界には、キング(王様)・オリヴァー、ファッツ(太った)・ウォーラー、デューク(公爵)・エリントン、ディジー(くらくらする)・ガレスピーなど、ニックネームを公式名称として活動するミュージシャンが多い中、彼もまたカウント(Count)は伯爵を意味する愛称で親しまれていた。 彼が率いたビッグバンドの演奏は、その圧倒的なスウィング感と(あくまでもわかりやすく)洗練された音楽構成に大きな特徴があった。 そんな理由から、後に多くのジャズバンドが彼の楽団の演奏スタイルをお手本にしたと言われている。 戦前〜戦後と大衆を活気づけた日本のジャズバンドにも多大な影響を与えた存在だった。 代表作の一つである「Dinner with F