北海道の、恐竜が絶滅する直前の地層から大型の草食恐竜のものとみられる歯の化石がおよそ100本見つかりました。 これだけの数の発見は国内では初めてで、同じ地層から恐竜の体の別の部分も見つかっていることから、発見した研究グループでは「絶滅直前の時代の恐竜の生態を調べるうえで貴重な資料になる」としています。 歯の化石が見つかったのは、北海道のむかわ町にある恐竜が絶滅する直前のおよそ7200万年前の白亜紀後期の地層で、去年から調査していた北海道大学の小林快次准教授のグループが先月下旬に発掘しました。 歯の化石は、1本の長さが3センチ幅1センチほどで、およそ100本あり、これだけの数の同じ恐竜の歯の化石が見つかったのは国内では初めてです。 周辺の同じ地層からは、平成15年以降、大型の草食恐竜ハドロサウルス科の尻尾の付け根や大腿骨の化石がほぼ完璧な形で見つかっていることから、歯の化石は、この恐竜の頭か