インド西部グジャラート州スーラトで、儀式を終えてジャイナ教の僧となったバルシル・シャーさん(2017年6月8日撮影)。(c)AFP 【6月9日 AFP】インド西部グジャラート(Gujarat)州で8日、州内の修了試験でトップの成績を収めた17歳の若者が、聖なる川のほとりで出家の儀式を行い、世俗的な快楽を放棄し僧侶の禁欲的な生活を誓った。 2週間前に高校を同州トップの成績で卒業したばかりのバルシル・シャー(Varshil Shah)さんは、頭髪をそり、白い僧衣を着た姿で家族と導師から祝福を受けた後、夜明け前にジャイナ教の儀式に臨んだ。 ジャイナ教徒は菜食主義を厳格に守り、一部の僧侶や尼僧は偶然虫をのみ込んでしまうことがないよう、口を布で覆っている。 シャーさんは、インドの学生たちの間で重んじられる道――大学に入り、仕事で成功を収める――には進まず、地方を巡って禁欲生活を送り、瞑想(めいそう)