2006年度のゆうばり国際ファンタスティック映画祭で中編『なま夏』が絶賛を浴びた吉田恵輔監督の、最新作にして劇場公開デビュー作『机のなかみ』は、コミカルで感動的で、ちょっぴりエッチな青春映画だ。 2005年度ミスマガジンを受賞した、可憐な魅力の鈴木美生さんふんするヒロインの“純愛”を軸に、不純な思いに萌(も)える家庭教師、強気な親友、優柔不断な同級生らの、さまざまに交差する恋愛感情を描いていく。登場人物も設定も、どこかちょっとずつユニークで普通じゃないあたりが、妙にクセになる作品だ。 今回「エンタゲット!」では、ヒロインをとりまく重要人物──望の親友・多恵とその彼氏・藤巻を演じた清浦夏実さんと坂本爽さんを直撃! 撮影以来1年ぶりに再会したという2人に、撮影現場での様子や作品の見どころについて語ってもらった。 『机のなかみ』 何をやってもいい加減で調子のいい男が、かわいい女子高生の家庭