黛 敏郎(1929-1997) 武満のあとを追うように逝ってしまった黛。同じ日本の戦後20世紀を代表する作家とはいえ、作風はまるで異なる。例えば同じジャズに惹かれていても、繊細なハーモニーを愛した武満、豪快なスイングリズムを愛した黛、というように。 黛は誰がどうみてもウヨクだった。それも三島由紀夫に通じる文化的最右翼人だった。愛国者というよりかは、私は極端な民族主義者に思える。 しかし思想と音楽は一致しているようで、あまり一致していない。ショスタコーヴィチら旧ソ連の作家よりむしろ、ノーノあたりの純左翼の音楽を聴いてみても、音楽からこの人が左翼だと分かる人は、私に云わせれば超能力者だ。本人がいかに音楽に思想を込めようとも、テキストでもろにそれを示せば陳腐になり、かといって音符のみから思想を読み取るのは至難の業だろう。 だから、黛は右翼だから嫌いという人でも、音楽は素直に聴いてみてほしい。この
松村禎三作品リストを微更新しました(2015年1月2日)。 頻繁な更新は難しいですが、 サイトは継続していくつもりです。 よろしくお願いします。
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