大河史上最もプログレッシヴなテーマ曲。合言葉は〈平安プログレ〉 泥と血にまみれた平安武士たちの戦いのバックに流れるのは…ELPの《タルカス》! NHK大河ドラマ「平清盛」の第一回目を観て仰天した人は少なくなかったはずだ。今年の音楽担当は吉松隆。そう、一昨年、ELPの名盤『タルカス』のオーケストラ版『タルカス〜クラシック meets ロック』が大きな話題となった現代音楽系の作曲家である。プログレの名曲が大河の劇伴として使われるなど、もちろん前代未聞のことだ。 「平安時代というと雅な世界がイメージされるけど、今回、制作陣は何よりもまず人間的生々しさや疾走感を重要なコンセプトにしていた。《タルカス》は、最初からディレクターが劇判の一つとして使いたがっていた。そこで、CD版とは別に、今回新たに録音し直した」 そう笑う吉松は1953年生まれ。大河ドラマは、63年の第一回『花の生涯』からリアルタイム
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