中国現地の小売企業が拡大発展を続けるのに伴い、外資系の大手小売企業が徐々に圧力を感じるようになっている。業界内で「店舗を開設すると半径5キロメートル圏内の同業者に手痛いダメージを与える」などと賞されるウォルマートですら、中国市場ではその伝説を紡ぐことができずにいる。今月9日、重慶市の工商部門は同市内のウォルマート12店舗が普通のブタ肉6万3547キログラムをグリーンブタ肉と偽って販売したことについての処分を決定した。各店舗は15日間の営業停止となり、違法な売上金はすべて没収されるほか、約269万元の罰金が命じられた。また現地の公安部門はこの件に関わったウォールマートの一部の従業員を拘留した。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。 値札の紛らわしい表示から塩漬けカモの問題まで、ウォルマートの中国における状況は刻々と変化している。問題が出るとすぐさま過ちを認めるが、改善されることはなく、再び