JR九州が10月15日に運行を開始する周遊型の豪華寝台列車「ななつ星in九州」。前評判は上々だ。昨年10月の最初の募集(13年10~12月分)では定員の7.3倍の814件の応募があった。第2期(14年1~3月分)は1000件を超え、8倍に達している(3月11日時点)。 運行開始を半年後に控え、徐々にその仕様・サービス内容が見えてきた。 車両は、「新幹線の1編成と同等の約30億円をかけて製造中」(九州旅客鉄道クルーズトレイン本部の仲義雄次長)。7月下旬に完成する予定だ。 客室数はスイート(定員2人)が12室、デラックススイート(同3人)が2室の全14室。デザイナー、水戸岡鋭治氏らしい、洋風の車両に和の要素を融合したものになる。「例えば、7号車のデラックススイートには、障子や土壁、畳などを取り入れている」(仲氏)。 4月から6月にかけ、列車内で提供する料理を決定する予定。「社長(唐池恒二氏)が