フォン・ノイマン 1949年、ジョン・フォン・ノイマンは講義の中で、自己複製するオートマトンの理論について言及している。この内容は、ノイマン死後の1966年に発表された著書『自己増殖オートマトンの理論』に収録された[1]。 1971年、最初期の自己複製型プログラムの一つ『クリーパー』が作られた。BBNテクノロジーズ社のボブ・トーマスが作成した[2]。利用したコンピュータはDEC社のPDP-10、OSはTENEXだった。このプログラムは「俺はクリーパー、捕まえられるかな?(I'm the creeper, catch me if you can!)」と表示するものだった。後、レイ・トムリンソンらが改変した[3]。これは、インターネットの前身ARPANETの端末間に広く拡散した。この対策として、トムリンソンは[4]クリーパーを駆除するために『リーパー』というプログラムも作っている[5]。 19