◇風評被害で来館者減 大洗町のアクアワールド県大洗水族館に15日、エチオピアのマルコス・タクレ・リケ駐日全権大使が訪れた。東京電力福島第1原発事故による風評被害などで来館者が減っていることを聞いた大使が自ら希望して急きょ来館。東日本大震災後初の要人来館とあってスタッフを勇気づけた。 リケ大使は、NPO法人「エチオピアの未来の子供」(水戸市)のタスファイエ・ガライヤ理事長の陶芸展が開かれている、ひたちなか市のギャラリーエスパース(18日まで)を訪問するため来県。予定を追加して水族館に足を延ばした。 「がんばっぺ茨城」のステッカーをスーツに付けた大使は「津波や地震の被害から復活することを信じています」とあいさつ。最後に日本語で「がんばっぺ茨城」とエールを送った。約1時間にわたり館内を見学し、「今度は奥さんと来ます」と満足そうに語った。 同館は高台にあり、震災による被害は全くなかった。だが、震災