印刷 犬種別のがん発症率 犬の種類によってがんになりやすさが異なるらしいことが、ペット保険を扱うアニコム損害保険(東京都)の調査でわかった。犬は人間より若いうちからがんの発症が増える傾向にあることも浮かび上がった。 同社のペット保険「どうぶつ健保」を2008年に契約した0〜10歳の犬21万7150頭について、「腫瘍(しゅよう)」の治療代として請求があった犬の種類や年齢を分析した。良性腫瘍も一部、含まれている可能性があるというが、大半はがんとみられる。 がんができる年齢は、人間で40代後半に相当する7歳で約10%に達し、10歳では6頭で1頭に当たる17.5%。人間の場合、がんの発症率が10%を超えるのは男性で70代、女性では80代になってからだ。 がんの発症率が最も高かったのはゴールデンレトリバー(契約した同種犬のうちの15.4%)で、パグ(同11.8%)やラブラドルレトリバー(同1