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ブックマーク / dain.cocolog-nifty.com (7)

  • この本がスゴい!2023

    「あとで読む」と思ったが、後で読まれた試しがない。 今度の週末・連休にと、積まれたは崩されない。次の盆休み・年末年始に繰り越され、山脈を成し床が消える。 読書事になぞらえて、「血肉化」と表現するならば、私がやっていることは、メニューを眺めて片っ端から注文しているくせに、いんすた映えを気にしながら撮るくせに、まともに咀嚼して嚥下して消化してない状態だ。 そのくせ、「積読も読書のうち」と開き直ったり、溜まったこそ私の証などと屁理屈こね回す。読まないに「負債」のような後ろめたさを感じつつ、新刊を探しだす。新しいはそれだけで価値があると盲信し、かくして積読リストは延びてゆく。 もう一つ、恐ろしい予感がある。感受性の劣化だ。 あれほど楽しみに「取っておいた」が、まるで面白くなくなっている。いや、そのの「面白さ」が何であるかは理解できる。だが、それを面白いと感じなくなっているのだ。

    この本がスゴい!2023
    theatrical
    theatrical 2023/12/04
    いろんな本読んでるなぁ。後で買うか。
  • セックスロボットは「悪」なのか: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

    白いシャツと眼鏡だけの、女性の人形がある。 肌の質感は生きている人そのもので、温かい。シャツを脱がすと、透き通るような白い肌(色は選べる)と、豊満な胸があらわれる(大きさは選べる)。 瞳を見つめると、視線を合わせてくる(オプション)。話しかけると反応し、見事なクイーンズ・イングリッシュで返事をする(オプション)。20種類の基人格を元に、利用者との会話を記憶し、学習して応答するAIが組み込まれている(オプション)。 ボディに埋め込まれたセンサーにより、自身の体勢や利用者との位置関係、動きを把握する。把握した内容により、体温を上げたり、適切なタイミングで声を上げることができる。重要なパーツはボディから取り外し可能で、水洗いができる。 ロボット工学と人工知能を集大成した特注品で、5万ドル(650万円)になる。 セックスロボットと人造肉 『セックスロボットと人造肉』の著者ジェニー・クリーマンは、

    セックスロボットは「悪」なのか: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
    theatrical
    theatrical 2023/01/21
    ぱっと見、著者が自分の勝手な妄想で弊害と思い込んでいるだけの話に見える。著者の考える弊害は、客観的で再現性のある研究が元になっている考えなのだろうか。
  • インドでメシ食ったら人生大逆転した『今日ヤバイ屋台に行ってきた』

    470万回再生されているこの動画、たまご300個でスクランブルエッグ作っているんだけど、語彙力を失うヤバさで、何度も魅入ってしまう。 バケツ一杯の玉ねぎと、トマト40個刻んだやつに、笑うしかない量の油と、土俵入り3回分の塩、チリパウダーとパクチーとトウガラシは親の仇くらい盛る。 [これ] 。 これらが直径1メートルの円い鉄板にぶちまけられ、火力MAXで焼かれてゆく。ダイナミックに撹拌されるチリパウダーの粉塵が、蒸気に乗って店内に充満してゆくのが見える(せきと涙にまみれながら撮影したそうだ)。 他にも、牛肉バーガー300人前を一気に作るとか、ドライカレー100人前とか、ヤギを一匹丸ごと使ったビリヤニ(炊き込みごはん)とか、屋台ではありえない物量を豪快に作る。 持ち込みを調理してくれるのもアリで、日から持ってきた「サッポロ一番塩らーめん」や「ペヤング超超超超超超大盛やきそばペタマックス」を元

    インドでメシ食ったら人生大逆転した『今日ヤバイ屋台に行ってきた』
    theatrical
    theatrical 2021/03/13
    好きだったけど、最近見てないな。別に見るのを意図的にやめたわけではなく、YouTubeのrecommendationに出てこないので、見てないだけなのだが。。
  • この本がスゴい!2020

    今年の一年早くない? トシ取るほど時の流れを早く感じるのは知ってるけど、今年は特に、あっというま感がすごい。恒例のこの記事、もう書くの!? と思ってる。 毎年、「人生は短く、読むは多い」と能書き垂れるが、今年は、「人生は加速的に短く、読むは指数的に多い」と変えておこう。 そして、昨年と比べると、世界はずいぶん変わってしまった。 基的に外に出ない、人と会わないが普通になり、マスク装備が日常になった。オフ会や読書会でお薦めしあった日々は過去になり、代わりにZoomやチャットでの交流が増えた。 ポジティブに考えると、そのおかげで、読み幅がさらに広がった。わたし一人のアンテナでは、絶対に探せない、でも素晴らしい小説やノンフィクションに出会うことができた。お薦めしていただいた方、つぶやいた方には、感謝しかない。 さらに、今年はを出した。 ブログのタイトルと同じく、[わたしが知らないスゴは、

    この本がスゴい!2020
    theatrical
    theatrical 2020/12/01
    俺が読んだ本で今年一番衝撃あったのは聖なるズーかな。
  • 世界文学全集の中の「日本文学」の割合は?: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

    秋草俊一郎氏の「世界の中の日文学」という講演を聞いてきた[概要]。ともするとアカデミックな古臭さがつきまとう「文学」を、新しい斬り口から見せてくれる、たいへん興味深い講演でしたな。同時に、とんでもない間違いを、わたしがしていたことに気づかされた。 ■ 世界文学全集の必要性 そこに書かれている経験や感情を分かち合うことで、文学は、読み手の人生を増やす。一生を、二生にも三生にもしてくれる。ここが理解できないと、自分の経験だけを縁に、トライ&エラーのループに陥る。人生はオートセーブで、一回こっきりだけれども、「文学」がセーブポイントになる。 とはいえ、一人が一生に読める数は限られているし、星の数ある作品から何を読めばいいのか分からない。そういう悩める人のためにカノン(正典)はある、と考える。世界文学全集とは、世界の文学を編集したものであるだけでなく、文学の世界の入口にもなる。 たとえば、池澤夏

    世界文学全集の中の「日本文学」の割合は?: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
    theatrical
    theatrical 2018/10/28
    本文での、これが教養だの部分を書いてるときの心持ちが気になる
  • 恋は、遠い日の花火ではない『椿町ロンリープラネット』

    くたびれたおっさんに響くラブストーリー。かつて「恋は、遠い日の花火ではない」というキャッチで、中年男女の背中を押したのがサントリー。いまでは恋は、こういう具体的な形でAmazonで買える(第一話のお試しは、[マーガレット:椿町ロンリープラネット]で読める)。 古風な女子高生と無愛想な小説家が、とある事情で同居するイントロに、『翔んだカップル』を思い出すくらいおっさんですよわたしは。それでも、そんな妄想を恥ずかしく思えるくらい、素なやりとりが心地いい。まだ、恋とか欲とか始まる前の、ニュートラルでいながら何かの予感を悟らせるような言葉と視線の応酬が面白い。 この表紙のふみちゃんがいいんだ。料理上手で控えめで、自分の美しさにまだ気づかないくらい若く、それでいて率直に切り込んでくる距離感ゼロと貧乏性に、ぎゅっとなる。そんな女子高生と一軒屋で、障子一枚隔てた同居生活とは、男に都合よすぎないか? もち

    恋は、遠い日の花火ではない『椿町ロンリープラネット』
  • 事故る人と事故らない人のあいだ『交通事故学』

    人は一生のうち、一度は交通事故に遭遇して負傷するか死亡する可能性があるという。書は、その確率をより小さくするための一助となる。 著者は早稲田大学の教員で、行動特性の観点から交通事故におけるヒューマンエラー分析を行ってきた。その知見を元に、人間心理、車の構造、交通システム、運転環境の視点で、「どうしたら事故を減らせるか」に迫る。人は間違いをするものだが、車が衝突するかしないかは、ドライバー次第であるという主張に身が引き締まる。事故る人と事故らない人のあいだには、運以外のものが沢山あることが分かる。 「人は間違える」という前提で、「物陰から急に飛び出してきた」という証言や、「とっさのことで間に合わなかった」という説明が再検証される。突然、危険が発生したかのように聞こえるが、実はその前に判断材料があるにもかかわらず見落とし、判断せずに進行してしまったため事故に至ったケースがほとんどだという

    事故る人と事故らない人のあいだ『交通事故学』
    theatrical
    theatrical 2015/01/27
    俺は免許持ってないし、取る気もない。正直ほんの一瞬のミスで人の命を奪ってしまい、自分の人生さえ絶望に叩き落とすと考えると、怖くて運転したいと思えない。あと、別になくても困ってないというのもあるし。
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