ガス田開発合意1年 中国側は「奇妙な停滞」 日本に主導権? (1/2ページ) 2009.6.16 21:47 日中両国が東シナ海のガス田開発問題で合意して18日で丸1年。だが、肝心の条約締結交渉はほとんど進展していない。中国製ギョーザ中毒事件や日中歴史共同研究など他の懸案も同じで、今年10月、建国60年を迎える中国側が国内で波紋を呼ぶ問題を「凍結」し、先送りしていることが主な理由だ。何も動かず、日本側のいらだちは募るが、外交当局は「現状は日本にとって実は快適」(日中外交筋)との意外な本音を漏らす。(阿比留瑠比) ■日本にとって快適? 中曽根弘文外相「(ガス田問題は)早期に交渉を再開する必要がある」 楊ケツチ中国外相「事務レベルの接触を引き続き維持していきたい」 今月7日の日中外相会談。この問題を取り上げた中曽根氏に楊氏は気のない返事をした。4月の麻生太郎首相と温家宝首相との会談でも同様だ