フィリピン南部ミンダナオ島のマラウィで、簡易爆弾などを所持していて前日に逮捕され、軍兵士に連行されるイスラム過激派グループ「Maute」のメンバー(2016年8月23日撮影、資料写真)。(c)AFP/RICHELE UMEL 【8月28日 AFP】フィリピン当局は28日、同国南部ミンダナオ(Mindanao)島でイスラム過激派の武装グループが刑務所を襲撃し、受刑者28人を脱獄させたと発表した。 警察当局によると、ミンダナオ島のマラウィ(Marawi)で27日、武装したイスラム過激派組織「Maute」のメンバー約50人が刑務所を襲撃し受刑者28人を脱獄させた。28人のうち8人は同組織のメンバーで、22日に検問所の検査で乗っていた小型車から複数の簡易爆弾と拳銃が見つかり逮捕されたばかりだった。脱獄した他の20人の受刑者は別の罪で収監されていた。 Mauteは、カトリック教徒が多数を占めるフィリ