インスタグラムの料理写真に苦しむ人々の魂が救済されるために - ダイナミック大熊
友人の @masudas のご飯写真があまりに“メシマズ”で震えた話 - NAVER まとめ 明らかに戦い方を間違えている。 携帯電話にカメラが付いているのが当たり前の時代。最近では高画質化が進み、一昔前のデジカメに比べてもよっぽどいい写真が撮れるようになった。 携帯電話の普及率が100%を超えた現代は、一億総カメラマン時代。特に人間が毎日かならず2度3度行う食事は、もっとも手軽な被写体である。となれば当然レベルも高くなる。最近ではデジタル一眼できれいに撮った料理写真を、わざわざ携帯に送ってインスタグラムからアップするような輩も現れる始末だ。そんな競争率の高い戦場で戦おうなんて、あまりに無謀な行為ではないか。 では、我々はそんな彼らの料理写真を、ただただ眺めているしかないのか。いや、そんなことはないはずだ。 ここに記すのは、彼らに対するレジスタンスとして僕が始めた、孤独な戦いの記録。彼らの
現代根付 永島信也展 -懐中神- - ダイナミック大熊
根津にあるGallery 花影抄に造形作家永島信也さんの展覧会を見に行きました。 永島さんについては以前記事を書いたことがあるんで、こちらをご参照ください。全文は読めないんですけど。 http://www.premiumcyzo.com/modules/member/2011/11/post_2899/ 記事にも書きましたが、永島さんの作品の特徴の一つが、サブカルチャーから影響を受けたポップなキャラクター性。キャラクター性っていうのはもちろん古くからある根付の特徴でもあるんですが、そこをフィギュア的な現代の感覚と融合させているわけです。 もちろん海外からも評価の高い文化である根付ですから細部の表現も半端じゃないです。 寄ってみるとその生々しさが伝わってきます。 根付は飾って見るものではなく、あくまで実用品。なのでどの角度から見ても細かい彫刻がなされいます。 もちろん実用品なので、すべての作
スマートフォンに変えて一ヶ月 - ダイナミック大熊
人間が学習するスピードは意欲に比例するらしく、デジタルガジェットに興味がなく、安いから仕方なくという理由でスマートフォンに変えた僕は、全く使い方が覚えられない。そもそも自分自身の脳みそが、この国の携帯電話に最適化されガラパゴス的に進化していたらしく、「説明書がなくても感覚的に使い方がわかるんだぜ？」というスマートな感覚についていけない。辞書みたいな説明書が恋しい。 とはいえ、道具に過ぎない携帯電話に、いつまでも振り回されているわけにもいかない。とにかく使って覚えようと手を付けたのが電話帳。何よりこれを優先的にやらないと仕事にも差し支える。恐らく10年以上手をつけてない電話帳を整理しようと開いてみたら、あいうえお順のあ行のところに、一昨年辞めた会社の上司の名前が表示されていた。 会社員時代、3人の上司の下で働いたんだけど、最後の上司だけはどうしても反りが合わなかった。僕は昔からわりかし年上の
ビジスタニュース「Jリーグとナベツネ」 - ダイナミック大熊
一年ぶりぐらいにソフトバンククリエイティブのビジスタニュースで原稿を書きました。テーマはタイトル通り「Jリーグとナベツネ」です。 http://bisista.blogto.jp/archives/1544778.html 読売新聞の渡邉恒雄と日本サッカー協会の川淵三郎の対立はなぜ起きたのか。そしてそれがその後どうなったのかを書いています。 詳しくは記事を読んで頂きたいのですが、Twitterやはてなブックマークで何点かご指摘を頂いているので補足しておきます。 欧州にも企業名付いているチームがあるじゃんって話なんですが、もちろんその通りです。特に旧社会主義国家にはたくさんあったようです。あと、バイヤーレバークーゼンやPSVアイントホーフェンの存在は知ってたんで、「全ての」ではなく「ほとんどの」チームが企業名を付けてないって書いています。特にレバークーゼンみたいに16万人くらいの小都市で、ほ
宝島社e-MOOK秘密結社 鷹の爪 - ダイナミック大熊
宝島社のムック『秘密結社 鷹の爪』の編集を何ページか担当させて頂きましたー。宝島社のムックらしく、付録にレオナルド博士のイラスト入りオリジナルトートバッグ＆フェイス型クリップチャームのセットが付いてきます。 絶賛発売中です！ ぜひ買ってくださいー！
サイゾー2月号 チョン・テセが語る北朝鮮とサッカー - ダイナミック大熊
最近は告知さえもしなくなってきたブログです。こんにちは！ 現在発売中のサイゾー２月号の巻頭のニュースソースのページでサッカー北朝鮮代表チョン・テセ選手にインタビューしています。もともとこの企画は半年以上前から提案していて、半年前も一度OKが出たんですが、なんせテセ選手が現在ドイツブンデスリーガに所属しているもんで、帰国時のスケジュールが合わなくなって一度は流れたものでした。それでも担当者様が事務所サイドとコンタクトを取り続けてくれたお陰で今回実現したわけです。担当者様に感謝！ そんで本当は３月号に載る予定だったんですが、インタビュー直前に金正日総書記が死去したこともあって、そのことについてを含む「在日と北朝鮮」をテーマに絞った部分を急遽２月号に載せてもらえることになったんです。だから次号ではサッカー選手としてのテセ選手に光を当てたインタビューが掲載予定です。 北朝鮮とか在日って、日本で普通
サイゾー12月号 彫ってみたい!? 現代彫刻 - ダイナミック大熊
サイゾーでもう一本原稿を書いています。CCCCCというカルチャーページで、三名の彫刻家にインタビューしました。 一人目は永島信也さん。現代根付の彫刻家で根付という古くからあるフィールドで古根付にはなかった表現をされている方です。二人目は保坂俊彦さん。サンドアートの彫刻家でとても砂でできているとは思えないような、精密かつ迫力満点の砂像を作っています。三人目はジェイソンさん。13日の金曜日のジェイソンのような格好をしてチェーンソーで大木から初音ミクを掘り上げています。 お三方とも伝統にとらわれない自由な発想で作品作りをされています。それと感じたのが生で体感することの大切さ。永島さんの根付は実用されることを意図して作られていますし、保坂さんの砂像は浜辺に作られた短い期間しか見ることができません。ジェイソンさんは誰でもできるチェーンソーカービングがもっと普及するように教室を開かれています。記事を読
サイゾー12月号 『ガラスの仮面』美内すずえインタビュー - ダイナミック大熊
明日発売のサイゾーで『ガラスの仮面』の作者美内すずえ先生にインタビューしました。美内先生といえば有名なのがスピリチュアルに深く傾倒なさっていること。美内先生の『ガラスの仮面』にまつわる不思議な体験や、一時”教祖説”なんてものが囁かれた美内先生主催の精神世界探求団体「O-EN ネットワーク」についてもお話をうかがっています。 美内先生が一般誌でこの手のお話をしてくれることはほとんどないそうなので、なかなか貴重なインタビューです。 個人的にはさとうふみや先生の時と引けを取らない素敵な記事になったと思います(笑)。 ぜひご一読をー！
【常見陽平氏×沢田健太氏 対談：前編】 キャリアセンターが向き合うもの――人事、学生、そして就職難の現実 - ダイナミック大熊
就活関連の書籍を多く著し、先日初の小説『就活の神さま 自信のなかったボクを「納得内定」に導いた22の教え』を上梓した人材コンサルタントの常見陽平さんと、『大学キャリアセンターのぶっちゃけ話 知的現場主義の就職活動』（ソフトバンク新書）の著者、沢田健太氏さんの対談を構成しました。 この10年就職活動は大きく変化しました。キャリアセンターという名前に聞き覚えのない人も多いと思いますが、大卒者の就職率の低さに対する危機感から今日本の多くの大学に設置されています。若者の就職難の裏には何があるのか。大学や就職活動や企業の採用活動の変化、さらには社会構造の変化を知る意味で充実した内容の対談になったと思います。是非ご一読を。 http://www.sbbit.jp/article/cont1/24120
サイゾー11月号 月刊カルチャー時評『それでも、生きてゆく』鼎談 - ダイナミック大熊
現在発売中のサイゾー11月号月刊カルチャー時評の『それでも、生きてゆく』鼎談の構成をやっております。鼎談の参加者はテレビドラマ研究家の古崎康成さん、ドラマ評論家の成馬零一さん、それと宇野常寛さんです。この作品は2011年を代表するドラマなのは間違いないんですが、あの役者の演技の緊張感がどこから生まれたのか、この作品がドラマ史的に見てどういう位置づけになるのかを分析されています。この作品を見てない人でも興味のわく座談会になったのではないでしょうか。 僕も久しぶりにテレビ噛り付きで全話見たドラマだったので楽しいお仕事でした。ていうか満島ひかりすごい、満島ひかりやばい、満島ひかりにどうにかされちゃいたい！ 是非ご一読をー。
日経ビジネス 超ビジネス書レビュー『突然、僕は殺人犯にされた』 - ダイナミック大熊
今回はスマイリーキクチ著『突然、僕は殺人犯にされた』です。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20110826/222290/ ある意味裏のネット10年史としても読める興味深い一冊です。 今発売中の日経ビジネスでも読めます。ぜひご一読をー。
サイゾー9月号 法なきペット葬祭業界の闇 - ダイナミック大熊
昨年埼玉県飯能市の山中から大量の犬や猫の死骸が発見されました。逮捕されたのはペット葬祭業経営者。遺体回収のボランティアの方によれば500体以上の動物の頭蓋骨が発見されたそうです。 近年このようなペット葬祭に関するトラブルが多発しています。飼い犬の火葬を頼んだある飼い主は、火葬の最中に最初に提示された金額の10倍を請求され、断ると「生焼けで出すぞ」と脅され泣く泣く払ったそうです。愛知県では暴力団が遺体処理にペット用の移動火葬車を使用する事件が起きています。 なぜこんなことが起きるのか。ペット葬祭の業界団体や動物愛護団体、僧侶から国会議員など様々な人間に取材し多角的に切り込んだ記事です。ぜひご一読を。
サイゾー8月号 夏ドラマ特集 - ダイナミック大熊
お仕事宣伝ブログです。こんにちはこんにちは！ twitterは更新してるのでそっちも見てね。→http://twitter.com/die_kuma というわけでサイゾーのドラマ特集で書かせてもらいました。ひとつは対談。福田雄一さんと植田尚さんに、深夜枠から見る現代ドラマ事情を語って頂きました。福田雄一さんは『東京DOGS』、『33分探偵』などを手がけたフリーの演出、脚本家。バラエティなども手がけ『堂本剛の正直しんどい』でもジャニーズと仕事をしている方。植田尚さんはMMJという制作会社所属で『チーム・バチスタの栄光』『結婚できない男』などいわゆるバーニング系のタレントさんが多く出演される作品の監督をされています。なにより『特命係長只野仁』のTV版映画版ともに監督をされていて、放送当時自分が柳沢きみお先生の担当をしていてよく作品を見ていました。それで今回のテーマにぴったりだと思いブッキングを
サイゾー7月号 密かに好まれる天皇怨霊本 - ダイナミック大熊
サイゾー最新号の日本一危険なブックガイド100冊の中で天皇怨霊本について書きました。天皇と怨霊というと意味わからない感じがしますが、怨霊信仰の歴史は古く、平安時代の政治家菅原道真の怨霊が平安宮に雷落とした事件は有名ですよね。当時の人達の怨霊に対する恐れっぷりったらとんでもなくて、その菅原道真を奉る神社”天満宮”も全国に200か所もあります。 一政治家の菅原道真がこんだけ怨霊として恐れられていたら、それよりももっと権力も権威もあり、さらに宗教の中心にいた天皇が怨霊になったら当時の人はどんだけ恐かったかって話なわけです。 そんな怨霊とされてしまった天皇を書いたのが竹田恒泰『怨霊になった天皇』や井沢元彦『逆説の日本史』などで、こういった本が今密かなブームになっているそうなんです。 天皇怨霊説とはなんなのか、なぜこういったものが受け入れられているのか、そもそも日本史とはなんなのか、歴史家の本郷和人
日経ビジネス 書評 - ダイナミック大熊
最近ここお仕事告知用にしか使ってないですね。 ライターになって初めて書評という仕事をしました。三浦知良の『やめないよ』です。 本書はこの五年間カズが新聞に書いてきたコラムをまとめたものです。カズのことは誰でも知っていると思いますが、J2の横浜FCに所属している現役選手としてのカズについてはあまり知られていないような気がします。44歳のJリーガーはもちろん過去最年長。ネームバリューだけで続けられているかというと、今季も3試合でスタメン出場、ゴールこそないもののフリーキックを任されたりととちゃんと戦力になっているんです。これは結構とんでもないことで、こんな選手は今後数十年は現れないと思います。それがなぜ実現できるのか。是非書評を読んで本書に興味を持って頂ければと思います。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20110610/220668/
サイゾー5月号 - ダイナミック大熊
儲けのカラクリ特集 巨大新宗教建築 発売中のサイゾー5月号で新宗教団体がなぜ巨大で異様な建築を建てるのかを書きました。全く更新してないですがるるぶ新宗教シリーズの延長線というか基礎知識としても読めると思います。 基本的な話は、僕も旅のお供にした『新宗教と巨大建築』の著者五十嵐太郎氏と、宗教学者の島田裕巳氏のお二人に聞いてきました。 その他にも某ゼネコン社員に新宗教案件の旨みや、X51.ORGの佐藤健寿氏には世界の新宗教についてなどを聞いた、盛りだくさんの６ページです。 カルチャーGPS (勇)太陽工務店 それとGPSというカルチャーコーナーで柏レイソルのコアサポーター「(勇)太陽工務店」を取り上げました。 こういう人たちです。レイソルサポーターとして誉れ高き仕事。でも、直接インタビューしてきたんですが、内容がアレすぎてほとんど書けなかった(笑)。 併せてご一読をー。
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