TBSテレビは20日、赤松広隆農林水産相が口蹄疫(こうていえき)の発症後、外遊先でゴルフをしていたと複数の民主党幹部が証言したと報じたことについて、昼のニュース番組で「具体的根拠はなく、裏付け取材が不十分だった」と謝罪した。 同社広報部によると、20日のCS放送「TBSニュースバード」と、午前の地上波の「みのもんたの朝ズバッ!」などで、赤松氏が4月30〜5月8日、キューバやメキシコに出張したことに絡み「複数の民主党幹部が問題だとの考えを示したうえで、外遊中にゴルフをしていたことを明らかにした」と報道。20日午前、農水省から訂正を求められ、確認したところ、取材に応じた民主党幹部が「情報は伝聞だった」と話したという。 この問題を巡っては、感染が広がる中、大臣が長期間、日本を離れたことは問題だとして、19日の衆院外務委員会で自民党などが責任を追及していた。