取材に応じるゲームデザイナーの堀井雄二さん。技術の発展により、ゲームの新たな可能性が開かれたと語った=東京都内(岩崎叶汰撮影) 『ドラゴンクエスト』シリーズで知られるゲームデザイナーの堀井雄二さんが原作を手掛け、昭和59年にパソコン向けに発売されたゲーム『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ』がリメークされ、12日に発売される。堀井さんは産経新聞の単独インタビューで、リメーク版の魅力を語り、〝黎明期〟のゲーム作りを振り返った。「オホーツク」は、主人公の行動を選ぶことで進める「アドベンチャーゲーム」というジャンル。堀井さんは人工知能(AI)を活用し、音声による会話で操作する新世代のアドベンチャーゲームの制作に意欲を示した。 リメーク版「思い出の美しさが現実に」ーー「オホーツク」は、約40年ぶりのリメークになります。今回の話を最初に聞いたとき、どのように感じましたか 「びっくりしました。思い入れの