カンボジア総選挙、与党の圧勝確実 「世襲」政権誕生へ 2023年07月24日00時00分配信 23日、プノンペンの投票所で、カンボジア総選挙の投票のため列をつくる有権者 【プノンペン時事】カンボジアで23日、内戦終結後7回目となる総選挙(下院定数125、任期5年)の投票が行われた。国家選挙委員会の暫定結果によると、与党カンボジア人民党の圧勝が確実になった。有力野党は選挙から排除されていた。次期政権ではフン・セン首相(70)の長男フン・マネット氏(45)が、「世襲」で首相に就任する見通しだ。 「親中路線」維持も焦点 海軍基地に疑惑、米は警戒―カンボジア 人民党のソク・エイサン報道官は22日、時事通信の取材に「選挙に勝利した場合、新政権の首相候補はフン・マネット氏だ」と明言した。 有権者は約970万人で、投票率は84%。暫定結果によると、王族が党首のフンシンペック党が人民党に次ぐ票を得ており、