埼玉県川口市内で女子中学生に性的行為をして有罪となり執行猶予中に、別の少女に再び性的暴行をしたとして不同意性交の罪に問われたトルコ国籍のクルド人で無職、ハスギュル・アッバス被告(22)の判決公判が30日、さいたま地裁で開かれ、室橋雅仁裁判長は「反省の態度が全くみられない」などとして懲役8年(求刑懲役10年)を言い渡した。確定した場合、別の事件での懲役1年の執行猶予も取り消される。 ハスギュル被告は、白い丸首半袖シャツに黒い長ズボン姿。トルコ語の通訳を介し判決を告げられると、身じろぎせず聞いていた。だが、判決理由の朗読が始まると、突然がっくりうなだれるなど、落ち着きがみられなくなった。 傍聴席ではクルド人の親族とみられる外国人4人が傍聴。閉廷後、そのうち民族服姿でスカーフをかぶった初老の女性がクルド語で叫び始めた。 職員から制止されても叫び続ける騒ぎの中、ハスギュル被告も呼応するように、刑務
参院選では外国人問題が1つの争点となった。今後、日本がどのような移民政策をとるにしてもまず解決を迫られるのが不法滞在・不法就労者の問題だ。 2024年6月の改正「出入国管理・難民認定法」(入管法)の施行以来、難民認定申請を繰り返すことで長期間不法滞在したり、重大犯罪を行ったりした外国人の送還が進んでいる。 今年(2025年)7月8日には、埼玉県川口市のクルド系トルコ人(以下クルド人)問題の象徴的な存在だったクルド人M氏(34歳)が、トルコに強制送還された。 ■飛行機の最後尾席に取り囲まれながら乗り込む 7月8日、成田空港に駐機していた午前10時35分発トルコ航空イスタンブール便に、一般乗客の搭乗前、M氏は出入国在留管理庁(入管庁)の護送官数人に取り囲まれながら乗り込んだ。 強制送還の際の通例だが、最後尾の席が航空会社との調整のうえ確保されたとみられる。これも送還の際にしばしばみられるが、M
中東4ヵ国、そして日本を含む世界中に分かれて暮らすクルド人。その歴史は、数世代にわたる苦難と抗争の繰り返しだ。帝国主義時代には英仏に独立国家建設を約束されながらも反故にされ、その後は各勢力に利用された。各国に散らばった現在では文字も政治的立場も違うが、彼らをまとめ上げる強力な理念は生きているという。仏誌「ル・ポワン」が、クルド人の歴史が専門の歴史学者に話を聞いた。 クルド人が歴史の表舞台に復帰したのは1980年代、イラン・イラク戦争のときだった。その戦争が、クルド人が居住する国同士の戦いだったため、関心を集めたのだ。 とはいえ、クルド人の命運を気にかける人が増えたのは、イラン・イラク戦争が終結して数年後のことだった。イラクのサダム・フセイン大統領が、湾岸戦争で敗れてクウェートを失ったとき、それに呼応するかのように蜂起したクルド人に苛烈な報復を加えたのだ。クルド人の蜂起は、米軍主導の多国籍軍
埼玉県川口市の県警武南署の敷地内で今月2日、県議や市議らの車をトルコの少数民族クルド人ら4~5人が取り囲んで怒声を浴びせる騒ぎがあった。県議らが市内の解体資材置き場周辺を一般道から視察中、クルド人の車に追いかけられ、同署へ避難したところ追ってきたという。クルド人らは翌日には川口市議会事務局を訪れ、同行していた市議への面会を求めるうちに激高、市役所内に警察官約10人が駆けつける騒ぎも起きた。 身の危険を感じた視察していたのは埼玉県の高木功介県議や川口市議ら数名。高木県議によると、騒ぎがあったのは2日午後4時ごろで、クルド人らが経営する資材置き場周辺を視察中に追尾された。武南署に避難したところ、3台の車が駐車場の敷地内まで追いかけてきて議員らの車を取り囲んだ。クルド人ら4~5人が出てきて、このうち男性2人が車内の議員らに怒声を浴びせたという。 議員らが撮影した動画によると、クルド人らは「降りろ
サッカーJリーグ浦和レッズ対柏レイソル(埼玉スタジアム)の試合開始前、子どもを含む在日クルド人の観客が旗の掲出を警備員に注意され退場した問題で、クルド人側と浦和が6日、協議の場を持った。クルド側は事前申請が必要だとする規則を知らなかったとして謝罪。今回の件を受け、クルド人へのヘイトスピーチが拡散していることを注意喚起した。 【写真】クルド人、なぜ解体の仕事に就いている?肉体労働を支える「クルド飯」を食べながら聞いてみた。始まりは30年前の川口に 2日の試合で、サッカーチーム「FCクルド」約60人が観客席で自チームの旗を広げ記念撮影しようとしたところ、警備員に注意された。旗を片付けたが、泣き出す子どもがおり、抗議して退場した。着ていたユニホームを隠すことも求められたという。 協議はクルド側が要請。終了後、FCクルドのメティン監督は「子どもたちにプロの試合を見せたかった。日本語が分からず誤解が
埼玉県川口市に在留するトルコの少数民族クルド人らが働く解体工事の資材置き場をめぐり、近隣住民などからの苦情や要望が過去2年間で70件超にのぼることが、市のまとめでわかった。最近では業務に伴う苦情だけでなく、資材置き場で集団で大音量の音楽を流す迷惑行為で警察が出動する騒ぎもあり、クルド人の一人は「日本人の理解が足りない」と話したという。市は迷惑行為を含めて規制する新条例の制定も視野に検討を始めた。 音で取り締まりしてみろ埼玉県によると、川口市内の解体工事業者は251社で、過去1年間で1・2倍に増加。このうち約6割は代表者が中東系の名前で、大半はクルド人とみられる。また、市によると市内約800カ所の資材置き場のうち市東北部の地区の約40ヘクタールに約80カ所が集中している。 音楽を流す迷惑行為があったのは今年4月末。この地区にある資材置き場にクルド人100人以上が集まり、20台以上の車両が路上
埼玉県南部の川口市と蕨市でクルド人のトラブルが相次いでいる。20年以上前にコミュニティが形作られた現地を歩く中で浮かび上がるのは、クルド人親族グループ同士の対立、教育格差、日本に馴染めず不満を募らせる2世といった問題の根深さだ。 複数の親族グループに分かれて、断絶するコミュニティ 7月4日、川口市内の病院にクルド人100人ほどが集まり、騒乱を起こしたことが大きなニュースになった。対立するグループ同士で乱闘になったのだ。それからは改造車での暴走、クルド人が働く解体現場での危険な作業などが次々に報じられた。 どうしてクルド人は荒れているのか……。現地を歩き、さまざまなクルド人、日本人に話を聞いていると、トラブルの背景にはさまざまな理由があることがわかった。 そのひとつが「クルド人内部での分断」だ。クルド人と長年のつきあいがあるという地域の日本人Aさんはこう話す。 「日本には2000人とも400
埼玉県川口市内で一部のクルド人と住民の間で軋轢(あつれき)が生じている問題で、また驚くべき事態だ。トルコ国籍のクルド人の男が26日、同県警川口署を訪れ、この問題の記事を執筆したジャーナリストの男性について、「殺す」「ここに死体を持ってくる」などと語り、脅迫容疑で逮捕されたが、28日に処分保留で釈放されたと、産経新聞が30日報じた。日本の治安は大丈夫なのか。 「2日で出てくるというのは不愉快だし、不安を感じる」
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