1996年発売から続いたサクラ大戦は2005年のPS2タイトル「サクラ大戦V さらば愛しき人よ」を最後にシリーズ本編は凍結されている。前編となる前回の記事では「V」発売当時のセガを取り巻く環境とシリーズ売上分析、「V」事態のゲームを掘り下げてみた。 今回はサクラ大戦シリーズの終焉を招いた原因と続編「サクラ大戦6」の動きをセガと周辺から探ってみる。尚、本稿はサクラ大戦レビューの後編になる。下記前編も併せて参照していただきたい。 セガサターンのソフトラインアップ充実を狙った初代「サクラ大戦」の立ち上げ 初代「サクラ大戦」は当時のセガ入交副社長(後に社長)によって、「キャラクターに強いゲーム」をセガハードに揃えるために、広井王子にプロデュースの依頼したのが始まりだ。 当時のセガはやたらと硬派で渋いタイトルが多く、流行り始めていたキャラモノが弱かった。打診当初はハドソンへの義理で断った広井氏だった
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