電車の屋根上にあるパンタグラフが減っているという。数えてみれば、山手線は3個、中央線は4個、総武線各駅停車は2個、京浜東北線は4個。山手線は11両編成で、他は10両編成だ。電車の車両数に関係あるようでなさそう。さて、パンタグラフの数はどのようにして決まるのだろう。そして、数が減っている理由とは何だろうか。 中央線快速(E233系)のパンタグラフは4個 総武線各駅停車(E231系)のパンタグラフは2個 電車の進化に合わせて増減している パンタグラフは電車のモーターに電気を取り込む装置だ。だから電車1両につき1個のパンタグラフが必要だ。1両で走る路面電車のパンタグラフは1個である。無ければ走らないし、2個は必要ない。昔の電車は1両につきパンタグラフ1個が原則だった。通勤電車で3両編成の場合は、各車両に1両、合計3個のパンタグラフが必要だった。 しかし、電車の性能が向上すると、つながっている車両