羽田空港で離陸滑走中の大韓航空機から出火、搭乗していた全319人が緊急脱出したトラブルで、航空会社側の「お粗末な避難対応」を問題視する声が出ている。 乗客が撮影した機内の映像をみると、エンジンから出火した後にも関わらず、機内には「もう1度離陸の許可を待っております」という的外れなアナウンスが流れた。また、緊急脱出用のシューター(滑り台)の位置に「大きな問題があった」として、「ありえない対応だ」と厳しく指摘する専門家もいる。 出火した側のシューターが降りていた 大韓航空機のトラブルは16年5月27日12時30分頃、羽田発金浦空港(ソウル)行き大韓航空2708便(ボーイング777-300型機)で起きた。離陸のための滑走中に左エンジンから出火し、同機は滑走路上で停止。乗客乗員全319人がシューターで緊急脱出し、10人以上が足や肘を打撲するなど負傷した。 今回のトラブルをめぐっては、乗客が避難する
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