by Peter Roan 日本の古典籍や古文書で用いられている「くずし字」を現代日本語の文字に変換する作業を「翻刻」と呼びます。多くの現代日本人はくずし字を読むことができないので、変換は誰にでもできるものではありません。そこで注目が集まっているのが、機械学習を利用して翻刻する試みです。モントリオール大学の博士課程で機械学習の研究を行うアレックス・ラム氏が、くずし字の活字化を取り巻く事情をまとめています。 How Machine Learning Can Help Unlock the World of Ancient Japan https://thegradient.pub/machine-learning-ancient-japan/ 過去の人々が残した膨大な書物や文書は、歴史や文化を考える上で非常に重要な資料となります。しかし、言語や記法は時間と共に変化していくものであり、古い文書