成田空港の用地内で反対派が耕作する農地の明け渡しを巡り、廃港などを主張する市東孝雄さん(72)と三里塚・芝山連合空港反対同盟北原派が建てたやぐらや看板などの工作物の撤去作業が15日夜、始まった。関係者によると、成田国際空港会社(NAA)が起こした複数の訴訟の判決で強制執行が認められていた。市東さんや支援者らが抵抗する姿勢を見せる中、撤去作業が進められた。 同日午後8時すぎ、成田市天神峰の計約4600平方メートルの農地で強制執行が始まった。着陸機が間近に通る位置にあり、B滑走路の誘導路の一部 ・・・ 【残り 653文字】