国会審議へのマイボトル持ち込みが混迷している。先の通常国会で参院議院運営委員会が一時解禁したが、与野党の認識のずれから数回しか実現しなかった。小泉進次郎環境相が昨年11月提案した環境への配慮という視点が省みられる様子はなく、定着するかは不透明だ。 昨年12月、参院議運委で与野党は議論を開始。ボトルの中身、柄や色を巡り協議は迷走。新型コロナ感染拡大で、4月に氷水の提供が中止され、与野党は一転、持ち込みを認めた。 自民党は色違いのボトルを買いそろえ、議運委のたびにマイボトルを持参。野党は試験的に1回限り同意しただけだとして反発し、結局、白紙となった。