日本人初のエースパイロットはWW1期、フランス陸軍に誕生しました。いわゆる義勇兵です。当地で広く知られたその名は、しかし日本の航空史にはあまり見受けられません。偉大なるヒコーキ野郎、バロン滋野こと滋野清武の半生を追います。 日本人初の撃墜王はフランス軍大尉 2022年2月に勃発したロシア・ウクライナ戦争にて、在日ウクライナ大使館が日本人義勇兵を募ったことが話題となっています。これに対し70名が志願したという報道もあり、これに対し与党幹部からは「絶対やめていただきたい」などといった声が出ています。 外国軍で戦った日本人義勇兵はけっして少なくはなく、ひょっとしたらいまも世界のどこかで戦っているかもしれません。なかには江戸時代前期の武士、山田長政のように、歴史に名を残した人物も存在します。 拡大画像 滋野清武も搭乗したスパッドS.VII重戦闘機。写真はシゴーニュ戦闘航空群において滋野の同僚だった