内閣府自殺対策推進室が1月23日に自殺対策強化月間(3月)の標語として採用した「あなたもGKB47宣言!」をめぐり、民主党から異論が噴出。野田佳彦首相は6日、参院予算委員会で「私も違和感を覚える。過ちを改めるにははばかることなかれ。批判を受け止め、対応を研究したい」と撤回を表明した。 GKB47は、「ゲートキーパー(GK)」「ベーシック(B)」の頭文字と47都道府県から命名したというが、人気アイドルグループ「AKB48」をもじったのは明白。政府や民主党に抗議電話が殺到していた。 これを受け、民主党の松浦大悟氏は6日の参院予算委員会で「遺族らは政府が命を弄んでいると憤りを感じている」と強い口調で撤回を要求。藤村修官房長官も「違和感を覚えた」と答弁した。 ところが、自殺対策を所管する岡田克也副総理は「ポスターも張られ、動き出している。さまざまな意見があっても直ちに撤回しない」と頑として撤回を拒