中井洽・拉致担当相は20日、閣議後の記者会見で、大韓航空機爆破事件の実行犯の金(キム)賢姫(ヒヨンヒ)元工作員の来日について、「総理、官房長官、外相、法相の協力と韓国政府の決断で実現した。世界に日本と韓国が一体となって拉致問題に取り組む姿勢を示せた」と話した。 今回の来日は「極秘」として政府がまったく日程などを明かしていない。その理由について中井大臣は「(金元工作員)本人と韓国政府の希望。極秘の来日はやむを得ない」と説明し、理解を求めた。 滞在場所を鳩山前首相の別荘にした理由は、「(金元工作員が)帰ってから申し上げる」とする一方、個人の家を借りることの是非も含め、金元工作員が静かな環境を希望した▽飯塚耕一郎さんに料理をつくってあげると約束した▽夏休み中のホテルに迷惑をかけられない−ことなどを検討した結果と述べた。 また、来日実現の感想を問われ、「パフォーマンスとかテロリストを入国させるのは