筆者の記憶の理由はある本です。1991年出版の「日本妖怪大全」(水木しげる、講談社)。神は細部に宿る。緻密さが抜群の水木さんの絵にひかれた水木ファンの筆者が、出版の年に買った一冊です。様々な妖怪の絵と解説が記されています。 そこに記された名前が「アマエビ」でした。 今も本棚にあるその本を開いてみると、アマビエの項目は、見出しも本文もアマエビ。江戸時代の弘化3(1846)年、肥後国(熊本県)の海中に出現した話が、絵とともに掲載されています。目次もアマエビです。
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