皮をむいたりんごの変色を防ぐスプレーと、大好きなりんごを手にする道脇愛羽さん。同級生からは「すごーい」「使ってみたい!」などと引き合いも(撮影/工藤隆太郎)この記事の写真をすべて見る 2歳にして発明に目覚め、特許取得まで成し遂げたという異能の少女がいる。若き発明家の原点はどこにあるのか、取材した。 初めての発明は2歳だった。聖徳学園小学校(東京都武蔵野市)4年の道脇愛羽(えこ)さん(10)がその当時作った「足裏部分嵩(かさ)上げ体」は2013年、特許を取得。国内最年少の発明家だろう。 「軟らかいスポンジと、自分の靴下を合わせたらどんなおもちゃができるかな」 作品は、ざっと高さ3センチ×幅5センチ×奥行き5センチ大の高密度発泡ウレタン表面に粘着シートを貼ったもの。つま先を置くとダイエットスリッパのような効果があり、土踏まず部分を置くと青竹踏みを使用しているような刺激効果がある。 父親は「緩ま