日本の寄付で建設 施設が放置 7月9日 4時38分 11年前にトルコで起きた大地震で、被災者を支援するため日本国内で集められた寄付金で建てられた施設が、完成から7年たった今もオープンしないまま、荒れ果てた状態で放置されていることがわかりました。 トルコでは、11年前、西部を震源とするマグニチュード7.4の地震が発生し、1万7000人以上が死亡しました。この大地震を受けて、日本赤十字社が国内で募った寄付金の中から、およそ3億円を使って震源地に近い町、ヤロワで被災者が心のケアを受けるための施設、リハビリセンターが2003年に建設されました。しかし、完成から7年たった現在もオープンしておらず、被災者が長期滞在する目的で建設された5階建ての居住棟など3棟の建物は、今では屋根の一部が落ちているほか、ガラスが割れ、内部も天井からケーブルが垂れ下がるなど、荒れ果てた状態で放置されています。この建物を管理