「たちあがれ日本」の結党会見で力説する石原慎太郎東京都知事=4月10日午後、東京・千代田区紀尾井町のホテルニューオータニ(松本健吾撮影) 「血が沸きたっている」として、新党「たちあがれ日本」の応援団長を自任する東京都の石原慎太郎知事が参院選挙の応援で全国を駆けめぐっている。選挙戦では同党の応援に加え、外国人地方参政権付与に反対する国民新党も援護射撃し、応援演説は公示前を含め約20回に上る。「年寄りが日本を引っ張る」と老人力を鼓舞し、関東を中心に北海道や東北にも足を伸ばす。国を憂う“石原節”を各地で見せつけている。 「あんた、指切りしてよ!。絶対、外国人地方参政権付与に反対だろうな?」。梅雨晴れの蒸し暑い空気に包まれた7日の有楽町マリオン前(東京都)。石原知事は国民新党候補の応援演説の締めくくりに、同席していた外国人地方参政権付与に反対する同党代表の盟友、亀井静香氏に自らの小指を差し出し