大阪ステーションシティとして4日新装開業したJR大阪駅で、北陸線の特急ホームとして40年以上使われ、駅ビル建設に伴って4年前に廃止された「旧11番ホーム」が、ほぼ当時の雰囲気のまま立体駐車場への連絡通路として利用されている。 まだ鉄道ファンにもあまり知られていないスポットだが、「新しい駅に昭和の思い出が残った」と、再登板した歴史あるホームに足を運ぶ利用者もいる。 JR西日本によると、旧11番ホームは1963年、駅の最も北側に建設。翌年に大阪―富山間で運行を開始した「雷鳥」など主に北陸への特急が発着し、帰省客やスキー場、温泉地へ向かう観光客らに親しまれた。 JR大阪三越伊勢丹が入る「ノースゲートビルディング」の建設用地となり、旧11番ホームは2007年に使用を停止。しかし、ビルと重ならない約100メートルについてJR西は「高度成長期、北陸から就職で大阪に出てきた方をはじめ、多くの乗客にとって