2010年5月21日、H-IIAロケット17号機によって種子島宇宙センターから打ち上げられたIKAROSは、それまでSFの世界のものであったソーラーセイルによる宇宙航行を世界で初めて実現した。 その後も予定されていた数々のミッションをことごとく成功させた後、後期運用での挑戦的なミッションも華麗に達成してみせた。 そんなIKAROSも、軌道や姿勢変化による太陽光発電量の低下と姿勢制御用燃料の減少などの関係から冬眠モード(発生電力低下による搭載機器シャットダウン)に入ることとなり、2012年1月6日にはそれが確認されていた。 続きを読む