警視庁外事3課の内部資料とみられる文書がインターネット上に流出した問題で、文書は更新日などが分からない形に処理され、捜査が及びにくい海外サーバーを経由してファイル共有ソフト「ウィニー」のネットワーク上に流れていたことがわかった。 警視庁は、流出にはインターネットの仕組みに精通した人物が関与し、流出元が発覚しないように工作した疑いがあるとみている。 同庁幹部らによると、流出した文書は計114点で、10月28日から翌29日にかけて、ファイルに圧縮された形でウィニーのネットワーク上に流された。大半は、同庁では通常使わないPDFと呼ばれる電子文書形式に変換され、元の文書の更新日時などは消えていた。