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ブックマーク / cruel.org (11)

  • おもしろいと聞かされたので、『名探偵コナン』をヤフオクで全巻買って猛然と読んでいるが - Irresponsible Rumors 2008

    という得体の知れない配列。さらに、3番ピンが LCD 用の電源/コントラストのピンなので、抵抗をかませて Vdd につないだら表示されない。なんで? いろいろ悩んでいじったあげくに、3 番ピンを抵抗でGNDに落としたら表示されるようになった…… なんで???? GNDにつないだら電源きてないはずでは? まあ結果的に動けばいいんだけどさ、この3 番ピンの動きが未だに解せない。(2008/11/03, id) 工作機械を見に、JIMTOF にでかけてきたんだが、『アイアンマン』を見た後だと感動もひとしおという感じ。あの映画のリアリティは、トニー・スタークが今あるような工作機械を使いまくってあれこれ作っていたところにもあったんだなあ。(2008/11/03, id) レア目の部品を手に入れに小沢電気に行こうと、もう十年以上ぶりにニュー秋葉原センターに出かけたんだが……あそこはいつの間にあんなリト

    tinuyama
    tinuyama 2008/10/18
  • ハリポタ結末予想:ハリーは魔法の力を捨ててこの世界と和解しなくてはならない。

    山形浩生 (『CUT』か何かの特別号 2007/07) 要約:ハリー・ポッターの最終刊は、これまでのテーマを活かすとすれば、ダーズリー家とどうやって折り合いをつけるかが鍵となる。この現実の世界の代表たるダーズリー家と決別して魔法の世界に逃れてしまえば、ただの現実逃避小説に堕してしまうが、ローリングはこれまでダーズリー家との縁を何とか切らないような仕掛けをしてきた。それを活かすには、最終決戦はこちらの世界でダーズリー家とともに行い、そして自分の頼ってきた魔法の世界との関わりを見直さなくてはならない……はず。 ぼくが回転女史だとして、ハリポタの展開でもっとも悩むのは、ダーズリー家との関係になる。魔法の世界のほうは、どうにでもなるのだ。同級生との関係はふつうの友情物語パターンでまったくオッケー。ドラコ・マルフォイくんだって、もう心底からの悪者ではないことがはっきりしているから、どっかで改心させて

  • 『はだかの王様の経済学』は戦慄すべき本である

    研修資料の余白に:『はだかの王様の経済学』は戦慄すべきである (2008/06/16, 17 日に 注 等細かい加筆, 22日にコメントなど加筆。) 山形浩生 要約:松尾『はだかの王様の経済学』は、解説されている疎外論がひがみ屋の責任転嫁論でしかないうえ、それを根拠づける「来の姿」だの「実感」だのがあまりに恣意的で確認しようがなく、まったく使えない。そして「みんなで決め」ればすべてうまく行くというお花畑な発想は悪質なニュースピークによる詐欺であるばかりか、最後にはポル・ポトまがいの抑圧思想に直結していて戦慄させられる。 目次 序 「設備投資」は「コントロールできない」か? 疎外とはひがみ屋の天国である。 「来の姿」ってだれが決めるの? 市場を超える「話し合い」って? 「みんな」で決めればだれも不満はない? おわりに 稿への反応など 蛇足コメント 1. 序 松尾筺『はだかの王様の経済

  • CUT 97.06 茂木健一郎 Do Your Homework!――思いつきの仮説だけでは、脳も心もわからない。

    「脳とクオリア:なぜ脳に心が生まれるか」(茂木健一郎、日経サイエンス社)。魅力的なタイトルだ。人になぜ意識があり、心があり知能があるのかは、未だ謎である。人工知能的なアプローチは先が長そうだし、脳自体の研究の成果もまだ断片的で、認識や記憶の仕組みすらよくわからない。核心に迫るには当分かかりそうだ。そこへいきなり丸の「心」についての理論! 「なぜ脳に心が生まれるか」! それが \3,200! 徳間じゃなくて日経サイエンス社から出てるんなら、そこそこまともなだろうし…… が、まるっきり期待はずれなんだ、これが。「なぜ心が生まれるのか」は結局説明されないばかりか、その見通し仮説すらろくに出しやがんねぇ。JARO に言いつけるぞ! 「クオリア」というのは、人間がいつも感じている、ことばじゃ表現しきれない生々しいアナログな感覚のこと。それを「『神経細胞の活動から説明することが、心と脳の問題の核心

    tinuyama
    tinuyama 2007/06/24
    山形浩生氏による「脳とクオリア:なぜ脳に心が生まれるか」(茂木健一郎、日経サイエンス社)の書評
  • YAMAGATA Hiroo's Will

     山形浩生の遺言状 -----BEGIN PGP SIGNED MESSAGE----- Hash: SHA1 山形浩生(以下、ぼく)が脳死状態に達したら、ぼくの著作や翻訳はすべて GPLのもとにおかれる。ぼくの相続人はぼくの著作や翻訳についてはいっさい 権利主張をしてはいけない。だれが賞賛、阿諛追従、罵倒、侮辱、糾弾、引用、 出版、翻訳などどのような形でそれを利用しようとも、クレジットさえきちんと していれば、それをネタにお金をせびったりたかったり、訴えたりしてはいけな い。だれかが変なパロディをつくってぼくやその関係者をこちゃこちゃにコケに しても、ぼくの書いたものにかかわるいろんな権利をたてに、文句をつけたり足 をひっぱったりというような各種茶番を展開してはならない。 それ以外の資産については、遺言するほどのものがそろった時点でまた考える。 1999年3月31日 山形浩生 ----

  • 歴史家としてのフーコー キース・ウィンドシャトル (Keith Windschuttle)

    Foucault as Historian キース・ウィンドシャトル (Keith Windschuttle) (Critical Review of International Social and Political Philosophy Vol 1, No 2, Summer 1998, pp 5-35, Robert Nola (ed.) Foucault, Frank Cass Publishers, London, 1998 にも再録) 要約: フーコーの「歴史」と称するものはいい加減であり、実際の歴史とは全然対応していない。実際の歴史と並べてみると、フーコー流の「知」の考古学や系譜学はでたらめ。かつて中世にキチガイがうろついていたのは、連中が人間として権利を認められていたからではなく、人間以下の動物としか思われていなかっただけのこと。精神病院に入れたのは、別に人間以下のも

  • どうして為替レートはこんなに不安定なんだろうか。(Paul Krugman: Exchange Rate Instability. , 1989. MIT Press)

    tinuyama
    tinuyama 2006/07/18
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  • ジョン・メイナード・ケインズ『雇用、利子、お金の一般理論』解説 (山形浩生 訳)

    ジョン・メイナード・ケインズ『雇用、利子、お金の一般理論』解説 Intro to Keynes General Theory (2006) Paul Krugman 山形浩生 訳 要約: 「一般理論」のすごさは、それが有効需要の問題をきちんとうちだして、セイの法則(供給は需要を作る)と古典金利理論を打倒したことだ。それは経済の見方を完全に変え、ケインズ批判者も含めていまや万人がケインズの枠組みで経済を考えている。今見ると冗長に思える部分も、ケインズが当時の古典経済学の常識を破壊した結果としてそう見えるだけだ。そして金融理論の過小評価というありがちな批判は、当時の(いまの日と同じく)超低金利環境の反映であり、理論の中では重要性も指摘されている。真に画期的な名著。必読。 General Theory初版、1936 目次 はじめに ケインズのメッセージ ケインズはなぜ成功したか ケインズ氏と現

  • Books of 2004: Sight

    2004年 SIGHT ブックレビュー 編集部選の三冊へのコメント 玄田他「NEET」 すみません、最後まで読んでも言われているほど大きな問題と思えなかった。いやそれ以上に、ぼくはこのの NEET インタビューを読んで、ひたすらむかつくんです。人間関係がうまくいかないって、何言ってやがる。オレがお客さんにへいこら頭下げて、部長に怒られて、それが楽だとでも思ってるのか。それに対して社会的な手をさしのべるべきだとも思わない。それで暮らせてるんなら、それでいいでしょ。かじるスネがなくなっても、たぶん遺産でかつかつ喰って行けそうだし、余裕がなくなったらなんとかすると自分で言ってるんだから、なんとかしてもらいましょう。その程度の感じ。社会現象としてはおもしろいことは事実ではあるけれど、むしろこれは社会の豊かさの指標でしかないように見えてしまう。現在の不景気のしわよせが全部若年層にいっている、という

    tinuyama
    tinuyama 2006/02/09
    山形浩生氏による2004年末のブックレビュー。「堀江貴文の自慢本」について。引用「この記事が出る頃にはもう遅いかもそれないけれど、本書には株式プレゼント応募券がついてる。当たったら、即売り払うべし」。
  • 山形浩生 文化を保存する試みの失敗について。 My Adventures in Cyber Desolation, 2005 fall

    文化を保存する試みの失敗について。 (『SIGHT』2005 年 秋) 山形浩生 要約: 日の国立国会図書館が web ページの定期的な保存公開を行おうとしたところ、「保存する価値があるかどうかわからない」だの「著作権が云々」だので反対が起きて、保存範囲が大幅に縮小され、個人ページは対象にならない。でも、価値があるかどうかは後にならないとわからないし、著作権だっていつか切れる。そしてネットの価値は、個人が発言できるようになったことではなかったか。それを保存しないようでは意味がない。 その昔、NHKの古いビデオを上映するイベントがあって、あの(といっても若者は知らないだろうが)「ひょっこりひょうたん島」をやったんだ。いま、40歳代の日人ならガキの頃に必ず見た記憶があるはずの名人形ドラマ。正直言って、どんな話だったかさっぱり覚えてはいないんだが、何人か印象的なキャラだけは記憶に残っている。

  • 木を盲信してはいけません。

    (The Economist Vol 376, No. 8437 (2005/07/30), "Down with trees," p. 70) 一般に、木は環境によいと思われている。木は二酸化炭素――温暖化ガスの一つ――を大気から吸収し、炭素を固定して酸素を放出するので、森林は「地球の肺」と呼ばれたりする。木の根は地中の水分や養分を固定し、近くの川がきちんと流れるようにする。木はまた、そうした川の流量を雨期と乾季でそこそこ一定にさせて、干ばつや洪水を防ぐので偉いのだ、とされてきた。今週刊行された2つの研究は、これが悪質なナンセンスだよ、と述べている。 一つはイギリスのニューキャッスル大学とオランダはアムステルダムの自由大学の研究者たちが率いる国際研究で、森林と水との関係に関する神話をいくつか指摘している。たとえば、乾燥地や準乾燥地では、樹木は固定するより遙かに大量の水を消費する。そして水

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