隅田川には歴史ある橋が多くかかっている。 その中でも勝鬨(かちどき)橋という橋は、 他の橋には無いスペシャルな特徴を持つ橋だ。 なんとこの勝鬨橋、橋の中央部分が跳ね上がるようになっている、跳ね橋なのである。 あ、いや、今はもう跳ね上げられないようになっているので 正確には跳ね橋と言えないのかもしれないが、 その橋脚内部には現在も橋を跳ね上げるための機関が残っているらしい。 先日、その機関がある橋脚内部を見学することができるという話を聞いた。 隅田川橋梁群をこよなく愛する私としては、 これは見ておかねばならんだろうと思ったのだ。 (木村 岳人) 築地へ行こう、勝鬨橋を見よう 勝鬨橋は築地市場のすぐ近く、歩いて数分のところにデデンとある。 隅田川にかかる橋の中で最も河口近くにあるこの勝鬨橋は、築地と月島を結ぶ交通の要所。 元は昭和15年に月島で開催される予定だった東京万博のメインゲートとして、