市内の中山より雪化粧になった早朝の高山市街を望む 飛騨地方の中心都市[注釈 1] である。平成の大合併の一環として2005年に近隣9町村と合併[1] した際、面積2177.61平方キロメートルと、大阪府や香川県よりも大きく、東京都全体にもほぼ匹敵し、日本で最も広い市町村となった[2]。合併後の高山市は飛騨地方を東西に横断して東で長野県や富山県と、西で石川県や福井県と県境を接し、東西が約81キロメートル、南北が約55キロメートルに達する[1]。市の東側には飛騨山脈、西側には両白山地がそびえ、中心市街地は険しい山に囲まれた高山盆地にある。 国際会議観光都市に指定されており、伝統的な街並みのほか数多くのスキー場や温泉地を有し、中京圏や関西圏、さらに近年では首都圏や外国からの観光客が増えている。地理的に近い富山県との結びつきも強い。 飛騨の小京都 高山市の中心市街地には江戸時代以来の城下町(幕府領