1億トン 2030年までに二酸化炭素(CO2)排出量ピークアウトを実現するためには、中国の水素の需要量は年間3715万トンに達すると予測されている。また、目標通り2060年までにカーボンニュートラルが実現すれば、水素の需要量は年間1億3000万トンに達し、うち再生可能エネルギーで生産された水素(グリーン水素)の規模が1億トンに達すると見られている。 2月20日に閉幕した北京冬季五輪は、ウインタースポーツの祭典となったほか、水素エネルギーの祭典ともなった。 東京五輪では一部のトーチでしか水素燃料が使用されていなかったが、北京冬季五輪では、全てのトーチで水素エネルギーが使用された。また、北京冬季五輪で投入された水素自動車の数は東京五輪の2倍だった。2月4日夜、北京2022年冬季五輪の張家口ゾーンで、中国の石油大手である中国石油天然ガス股份有限公司(以下「中国石油」)が独自に開発したグリーン水素