東京都武蔵村山市の路上で今年8月、バイクで通りがかった女性会社員(23)が、道路をふさぐように張られたロープに引っかかり転倒し、頭蓋(ずがい)骨骨折の重傷を負った事件があり、警視庁は24日、このロープを意図的に張ったとして、いずれも米軍横田基地に住む米兵の家族で、15〜18歳の少年少女4人について、殺人未遂容疑で逮捕状を取った。 同庁は今後、同基地憲兵隊の協力も得て、週内にも4人の身柄を拘束し、詳しい動機などを調べる。 捜査関係者によると、事件は8月13日午後11時半頃、同市伊奈平の市道で起きた。道路沿いにある運送会社の敷地内に固定された金属ポール(高さ約1・5メートル)から道路反対側の電柱にかけ、幅約6・5メートルの道路を横断するように張られたロープに、バイクが引っかかり、転倒。女性は全治約3か月の重傷を負った。 同庁で調べたところ、ロープは普段、運送会社が夜間、車庫への侵入防止のために