原子力規制委員会の専門家会議が、「活断層の可能性が高い」と指摘した青森県の東通原子力発電所の敷地内の断層について、東北電力は、「将来、活動する断層ではない」とする追加調査の結果をまとめました。 東通原発の敷地内をはしる断層について、去年、原子力規制委員会の専門家会議が、「活断層の可能性が高い」と指摘したのに対し、東北電力は、「活断層ではない」と主張して、先月まで追加の地質調査を行い、17日、その結果を公表しました。 それによりますと、12万年前から13万年前の古い地層を掘削して分析すると、固い岩石の状態になっていて、活断層に見られるような地層が破壊された様子が確認できなかったとしています。 また専門家会議が、活断層の可能性が高い根拠として指摘していた地層の変形については、確認できない場所もあり、地層に含まれる鉱物が水を含んで膨らむ現象などでできた可能性があるとしています。 そのうえで、断層