NHK交響楽団の名誉音楽監督を務める世界的な指揮者、シャルル・デュトワ氏(81)のセクハラ疑惑を米メディアが報じたことを受け、同楽団は22日、談話を発表した。 「本件については外電の報道より知ったところであり、大変驚き、かつ、極めて深刻に受け止めています」とした上で、「現在、当団として事実関係を把握すべく、デュトワ氏のマネージメント会社などに問い合わせているところです」としている。すでに国内での公演は終了しており、来年12月にも行う予定だった。同楽団は「今回の事態を踏まえて適切に対処していきたい」としている。 米メディアによると、ボストン交響楽団は客演指揮者の契約を打ち切った。ニューヨーク・フィルハーモッニック、シカゴ交響楽団も出演辞退を決めた。1985年~2010年にかけて、ソプラノ歌手3人、演奏家1人に対し、セクハラ行為をしたされる。