梅田と大淀方面をつなぐ「うめきた地下道」(大阪市北区大深町)が12月19日10時、新歩道に切り替わった。 10時。旧入り口の歩行者信号が撤去された 89年前の1928(昭和3)年に開通した同地下道。「うめきた2期」開発の一環として、全長200メートルのうち150メートルが閉鎖されることになった。 当日は工事関係者、交通誘導員、報道関係者、名残を惜しむ地域の人々ら約80人が梅田側交差点の4カ所に集まった。 10時過ぎには、地下道閉鎖を知らせる掛け声とともに、旧入り口前の歩行者信号を撤去。新歩道が開通し、塗装も真新しい横断歩道の上を大勢の人々が次々に渡っていった。 梅田スカイビルに通勤する高瀬奈々さんは「つらい時も、楽しい時も通った道。今朝はこれで最後だと思い、一歩一歩踏みしめて歩いた」と話す。新歩道を渡り終え、「しばらくは寂しいけれど、駅からは少し近くなるし、日差しを浴びて歩けるからいいです