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ブックマーク / www.astroarts.co.jp (12)

  • 冥王星の衛星に「ケルベロス」「ステュクス」命名

    【2013年7月3日 国際天文学連合】 冥王星の4番目と5番目の衛星が、ギリシャ神話に登場する冥界の番犬と三途の川にちなみ、それぞれ「ケルベロス」「ステュクス」と命名された。 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した冥王星と5つの衛星。クリックで各軌道を表示して拡大(提供:NASA, ESA, and M. Showalter (SETI Institute)) 冥王星にはこれまでに5つの衛星が見つかっており、そのうち3つはカロン、ニクス、ヒドラと名付けられている。2011年と2012年に発見された2つは符号のみが与えられていたが、このたび2011年発見のP4が「ケルベロス」(Kerberos)、2012年のP5が「ステュクス」(Styx)と新たに命名された。 冥王星の衛星名はギリシャ・ローマ神話の冥界のエピソードにちなむというルールがあり、ケルベロスは冥界の番犬、ステュクスは冥界と現世の間を流れる川

    tkamu
    tkamu 2013/07/04
  • 冥王星の衛星に名前をつけよう

    【2013年2月14日 SETI Institute】 冥王星の2つの小さな衛星「P4」と「P5」は、それぞれ2011年と2012年に発見されたが、まだ名前がついていない。SETI研究所のウェブページでは、今月26日まで、広く一般からその候補を受け付け中だ。 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した冥王星と5つの衛星。クリックで拡大(提供:NASA, ESA, and M. Showalter (SETI Institute)) 冥王星の衛星P4は、2011年にハッブル宇宙望遠鏡の画像から発見された。続いて翌年にはP5も発見された。衛星の大きさは、P4が直径13〜21km程度、P5が直径10〜25km程度だという。 冥王星の衛星の名前は伝統的に、ギリシャ・ローマ神話にでてくる冥界やその王「ハーデス」に関連する名前がつけられている。1978年に初めて発見された冥王星の衛星はカロン、2005年に発見された

  • 太陽系から一番近い星に系外惑星を発見

    【2012年10月17日 ESO/NASA】 太陽系にもっとも近い4.3光年先の恒星系リギルケンタウルスに、地球と同じくらいの質量の惑星が見つかった。また、4連星の中にある惑星の発見も発表されている。 リギルケンタウルスBと惑星の想像図。左下にリギルケンタウルスA、右上に太陽も描かれている。クリックで拡大(提供:ESO/L.Calçada/Nick Risinger (skysurvey.org)) リギルケンタウルスは南半球ではよく見える明るい星だが、日では沖縄など限られた地域でしか見られない。クリックで広域図を表示(ステラナビゲータで作成) リギルケンタウルス(アルファケンタウリ、トリマンなどとも呼ばれる)は南半球の空ではよく目立つ1等星だ。何より有名なのはこの星が、太陽系から4.3光年しか離れていない太陽系からもっとも近い恒星だということである。実際はリギルケンタウルスA、B、そし

    tkamu
    tkamu 2012/10/19
  • 火星内部に大量の水? 隕石から判明

    【2012年6月26日 PHYS.ORG】 地球に飛来した火星隕石の分析から、火星内部のマントルに豊富な水が存在する可能性を示す手がかりが見つかった。 今回の研究は、カーネギー研究所(当時)のFrancis McCubbinさんらが、火星内部を起源とする2つの隕石を分析したものだ。「シャーゴッタイト隕石」と呼ばれるもので、火星の地殻下のマントルが部分的に溶解し、地表付近で結晶化したものが250万年前に火星を飛び出し地球にたどり着いたと考えられている。このような隕石を調べることで、火星が経てきた地質学的なプロセスについて様々な情報が得られる。 「研究に使った2つの隕石は、全く異なるプロセスを経ています。形成時に混じりこんだいろいろな元素が含まれているものと、そうではないものです。また、含まれる微量元素も全く違います。にも関わらず、隕石中のアパタイト鉱物の水分量はほとんど同じでした。この結果は

  • 太陽100億個分 最大級のブラックホールを発見

    【2011年12月8日 ジェミニ天文台】 米ハワイにあるジェミニ北望遠鏡の観測で、太陽100億個分という、これまでで最大質量のブラックホール2つが近隣の別々の銀河に見つかった。アメリカとカナダの研究チームによるもので、現在の宇宙において大型ブラックホールがどこにひそんでいるかという謎の一端を明かす成果だ。 しし座銀河団(Abell 1367)の銀河NGC 3842で見つかったブラックホールのイメージ図。中心の黒い部分がブラックホールで、右下の太陽系イメージに比べても事象の地平線(注)がかなり大きいのがわかる。クリックで拡大(提供:P. Marenfeld/NOAO/AURA/NSF) 100億年以上前、誕生して間もないころの宇宙には、超大質量ブラックホールが多く存在したと考えられている。このことは、これらのブラックホールを擁したクエーサーからの光により判明した。クエーサーとは、非常に明るく

  • 歴史に埋もれかけた、宇宙膨張の真の発見者

    【2011年11月14日 HubbleSite】 天文学における20世紀最大の発見のひとつ、「宇宙膨張」。一般的にはアメリカのハッブルが最初に発表したとされてきたが、一方で実はそれ以前にベルギーのルメートルが発表していたこともわかっている。このい違いは、どうやらこの「先の発見者」自身の功名心のなさによるものだったようだ。Mario Livio氏が「ネイチャー」誌に発表した。 「宇宙は全方向に一様に膨張している」 ― この宇宙膨張の発見はエドウィン・ハッブルの功績として一般に知られ、「ハッブル定数」と呼ばれる宇宙の膨張率を求めた論文は1929年に発表されている。2011年のノーベル物理学賞は宇宙の加速膨張の発見に与えられたが、ハッブル自身はノーベル賞を受賞する前に亡くなった。だがハッブルの名はあの「ハッブル宇宙望遠鏡」にしっかりと残っている。 遠い銀河ほど地球から遠ざかる速度が速い、つまり

  • 2つの「太陽」を持つ惑星を初めて発見

    【2011年9月16日 SETI研究所】 映画「スター・ウォーズ」に登場するような、2つの太陽を持つ惑星が実在することが明らかになった。探査衛星「ケプラー」の観測から、200光年先の連星の周りを回る「周連星惑星」が初めて発見された。 惑星「ケプラー16b」(手前の小さな暗い点)と、中心の連星(奥側の2つ)のイメージ。2つの太陽の世界では、どのような光景が繰り広げられているのだろうか(提供:NASA/JPL-Caltech/R. Hurt) NASAの系外惑星探査衛星「ケプラー」は、惑星が恒星の手前に来ることで起きるわずかな減光を検出する手法(トランジット法)で惑星の存在を検知する。 はくちょう座の方向約200光年先にある「ケプラー16」も、この手法で惑星が発見された恒星の1つだ。SETI研究所のLaurance Doyle氏らが、惑星が手前に来るタイミング以外でも減光が起きていることに気づ

  • 太陽の磁場サイクルに異変? 「ひので」の観測成果と黒点動画

    【2011年9月6日 JAXA】 太陽観測衛星「ひので」の観測により、太陽の北極と南極における磁場の対称性が崩れていることが初めて明らかにされた。太陽に長期的な異変が起こっている兆候のひとつとみられる。また、黒点の様子を4日間にわたり鮮明にとらえた世界初の動画が公開された。 太陽の活動領域NOAA 11039を観測した動画の1コマ。クリックで拡大(データ提供:JAXA 清水敏文) 太陽の活動周期グラフ。クリックで拡大(データ提供:国立天文台太陽観測所) 太陽観測衛星「ひので」は2006年に打ち上げられて以来、太陽磁場やコロナに関する重要な発見をもたらしてきた。その観測データに基づいた研究の査読論文は今年中に500編に到達する見込みだ。 その「ひので」が、太陽表面で黒点発生前から黒点群が形成されるまでをとらえた世界初の動画が公開された。 下記〈参照〉リンクから見ることができる動画では、磁場の

  • 「チャンドラ」がブラックホールに落ち込むガスを初めて撮影

    【2011年8月1日 Chandra Photo Album / NASA】 NASAのX線天文衛星「チャンドラ」が、銀河の中心にあるブラックホールにガスが落ち込んでいる様子を初めて観測した。この観測から、ブラックホールがどのように成長するのか、強い重力の中で物質がどのようにふるまうかという基的な問題の理解が進むと期待される。 NGC 3115のX線と可視光線の合成画像。青色が「チャンドラ」によるX線画像、金色がヨーロッパ南天天文台の大型望遠鏡による可視光画像。クリックで拡大(提供:X-ray: NASA/CXC/Univ. of Alabama/K.Wong et al, Optical: ESO/VLT) これまでの多くの観測から、塵のようなものがブラックホールに落ち込んでいる様子は確認できていたが、高温のガスが落ち込んでいる様子は確認されていなかった。NASAのX線天文衛星「チャン

    tkamu
    tkamu 2011/08/02
    怪獣かとオモタ
  • 天の川銀河の中心に浮かぶ「無限大」のリング

    【2011年7月20日 赤外線天文衛星ハーシェル】 赤外線天文衛星「ハーシェル」が、天の川銀河の中心部に存在するねじれたリング状の不思議な星雲をとらえた。これまでその一部が観測されていたが、今回初めてねじれた形状の全容が明らかになり、新たな謎を生んでいる。 「ハーシェル」がとらえたリング構造。青が高温、赤が低温の部分。模様のイラストを重ねてある。クリックでイラストなしで拡大(提供:ESA/NASA/JPL-Caltech) 銀河NGC 1097。私達の天の川銀河も、同じような中心の棒構造とリング構造を持つと考えられる。この銀河に関しては中央がねじれているかどうかは不明。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech) 今回「ハーシェル」が観測したのは、極低温(絶対温度15度=摂氏マイナス258度)のガスやダストが長さおよそ600光年にわたってチューブ状に集まって見える星生成領域だ。

  • 「ケプラー10」星に2つめの地球型惑星を発見

    【2011年5月24日 赤外線天文衛星スピッツァー/NASA】 これまで見つかった系外惑星の中でもっとも地球に近い大きさを持つ「ケプラー10b」と同じ惑星系に、もう1つの岩石惑星「ケプラー10c」が見つかった。 中心星「ケプラー10」(右)を公転する惑星「ケプラー10c」(左)の想像図。ケプラー10の表面右下に点のように見えるのが「ケプラー10b」(提供:NASA/Ames/JPL-Caltech) 今年1月に発見された「ケプラー10b」は直径が地球の1.4倍しかなく、しかも高密度の岩石惑星ということで、ある意味では「地球によく似た系外惑星」とも言える。だが、公転周期がたったの20時間ほどで中心星に非常に近い高温の環境にあり、いわゆる生命に適した範囲「ハビタブルゾーン」から大きく外れている。 その「ケプラー10b」と同じ惑星系で、2つめの地球型惑星「ケプラー10c」が確認された。 まず系外

  • 板垣さん、年の瀬にも超新星を発見、2009年の発見数は12個に

    板垣さん、年の瀬にも超新星を発見、2009年の発見数は12個に 【2010年1月1日 VSOLJニュース(231)】 新天体捜索者の板垣公一さんが、2009年の年の瀬(世界時12月29日)に、おとめ座の渦巻銀河NGC 5491に超新星2009nkを発見された。板垣さんは2009年12月だけで3個の超新星を発見されたことになる。板垣さんによる2009年の超新星発見数は12個、通算では56個となった。 VSOLJニュースより (著者:山岡均さん(九大理)) (左)2005年5月のNGC 5491の画像と(右)超新星2009nkの発見画像。クリックで拡大(提供:板垣公一氏) 門田健一氏撮影の確認画像。クリックで拡大(提供:門田健一氏) 精力的な天体捜索者である山形市の板垣公一(いたがきこういち)さんが、超新星2009md(VSOLJニュース 228)、超新星2009mh(VSOLJニュース 22

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